第20回
【最終回】米中両大国の狭間で日本人は何をすべきか?だったら、お前がやれ!!!
加藤嘉一
香川真司選手が試合後に残した“悔しさと楽しさが入り混じった”笑みと“現実を知りました”という言葉の意味が、私には痛いほどよく分かる。祖国を…
2013.2.18
「だったら、お前がやれ!」
この言葉が意味すること、それは「対案の無い無責任な批判はするな」ということだ。「自分はどう考えるのか」、そして「自分は具体的にどのような行動をとるのか――」。何かに意見するとき、加藤氏は必ず自らに問いかける。加藤氏の行動規範としているものだ。
日本社会に蔓延る無責任な論評を、加藤氏の視点で切り込み、加藤氏なりの対案や考え方を示してきた本連載のシリーズ第2弾。2012年8月に加藤氏が拠点を中国北京から、米ハーバード大学ケネディースクールへ移し、新たなチャレンジをスタートさせる。2012年4月から8月までの第1弾とはひと味違う、加藤氏の言葉をお届けする。
第20回
加藤嘉一
香川真司選手が試合後に残した“悔しさと楽しさが入り混じった”笑みと“現実を知りました”という言葉の意味が、私には痛いほどよく分かる。祖国を…
2013.2.18
第19回
加藤嘉一
人生二度目のイギリス訪問となった今回は、昨年度に引き続きロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで開催される中国関連の学術フォーラムに、スピ…
2013.2.4
第18回
加藤嘉一
オバマ大統領の演説を生で聞いたのは初めてのことだった。歯切れの良さ、強弱のつけ方、トーンの上げ方・抑え方、聞いている人を巻き込む力……、す…
2013.1.28
第17回
加藤嘉一
1月15日正午、米シカゴ、オヘア空港から電車に乗る。これからあと4年間、同氏はアメリカ合衆国の大統領として国をリードすることになる。そんな…
2013.1.21
第16回
加藤嘉一
成人式を迎えられた皆さん、おめでとうございます。これを一つの節目と能動的に認識し、益々ご健勝いただければと、一人の日本国民として願っていま…
2013.1.15
第15回
加藤嘉一
年末年始は、私にとって1年の間で最も静かに過ごす時間である。人には会わず、話もしない。ただひたすら座禅を組み、坂道ダッシュをするか読書に励…
2013.1.7
第14回
加藤嘉一
今回は2012年最後の原稿となる。「加藤さんの通信簿をつけてみましょう」というキャプテンからの要望に応じる形で、自分なりに5(満足)、4(…
2012.12.25
第13回
加藤嘉一
今回の衆議院選挙は、「日本版価値観という生き方」を模索するためのプロセス、即ち、日本人自身が、どういう社会を求め、どういう生活を欲し、どう…
2012.12.17
第12回
加藤嘉一
12月5日、米経済誌「フォーブス」が「世界で最も影響力のある人物」の番付を発表した。我が祖国、日本のリーダー野田佳彦首相は60位だった。世…
2012.12.10
第11回
加藤嘉一
ここ数日間、ハーバード大学、マサチュッセツ工科大学、タフツ大学の三大学で、日本の政治・経済を専門とする、或いは東アジアの国際関係から日本の…
2012.12.3
第10回
加藤嘉一
「Regional Studies(地域研究)をもっとしっかりやらないといけない」。最近、日本と米国を代表する中国問題研究家それぞれから、…
2012.11.26
第9回
加藤嘉一
「日本は素晴らしい国だ」。先日もこの言葉をかけられ、身震いした。日本・日本人に対する同情である。世界は日本を「何がしたいのか分からない国」…
2012.11.19
第8回
加藤嘉一
11月6日、火曜日、朝7時――。米ボストンの自宅玄関を出る。投票所が閉まるのは20時だ。身は寒さで震えている。気温は5度くらいだろうか。こ…
2012.11.12
第7回
加藤嘉一
10月16日~23日、尖閣諸島に関する国際会議に出席するために台湾を訪れた。今、尖閣諸島をめぐる攻防が北東アジアで繰り広げられており、関係…
2012.11.5
第6回
加藤嘉一
アジア出張が多い私にとって、北京を拠点としていた頃に比べて、今は移動により長い時間がかかるし、時差もある。アジアはボストンとの時差が約12…
2012.10.29
第5回
加藤嘉一
ケネディースクールには世界各国から学生が学びに来ている。皆、公共政策に関心を抱き、教室やキャンパス内で、とにかく意見を主張しまくる。他人の…
2012.10.22
第4回
加藤嘉一
マイケル・サンデル ハーバード大学教授は渡米前からぜひ会ってみたい人だった。今回、幸運にも生の講義を聴講する機会を得た。テーマは「Who …
2012.10.15
第3回
加藤嘉一
私は、語学にはこだわっている。誰にも、特に自分には負けたくない。今回、約10年間過ごした中国を離れ、アメリカで一定期間生活してみようと思っ…
2012.10.1
第2回
加藤嘉一
太平洋の向こう側が荒れている。私は現在、米ボストンに身を置いている。「真実はいつも現場にある」をモットーに執筆・言論活動に取り組んできた人…
2012.9.24
第1回
加藤嘉一
ハーバード大学ケネディースクールにフェローとして赴任し、2週間が経った。家探しから始まり、毎食の自炊、大学での各種手続き、買い物、通信手段…
2012.9.10