米朝会談は自然の流れ、置いてけぼり日本は苦しい立場に
田岡俊次
米朝首脳会談開催は自然の流れだ。北朝鮮は米国の攻撃を避けたいし、米国も北の核ミサイルから米本土の安全を守るのが最優先だからだ。日本は「米朝…
2018.3.15
中国を始めとする新興国の台頭によって、世界の軍事・安全保障の枠組みは不安定な時期に入っている。日本を代表する軍事ジャーナリストの田岡氏が、独自の視点で、世に流布されている軍事・安全保障の常識を覆す。さらに、ビジネスにも役立つ戦略的思考法にも言及する。
田岡俊次
米朝首脳会談開催は自然の流れだ。北朝鮮は米国の攻撃を避けたいし、米国も北の核ミサイルから米本土の安全を守るのが最優先だからだ。日本は「米朝…
2018.3.15
田岡俊次
米国の「核態勢見直し」は、小型化した「使いやすい核兵器」を開発し北朝鮮や中露の脅威に対応する狙いと同時に、同盟国を守るという名目で日本や韓…
2018.2.8
田岡俊次
世論調査で対北への米軍の軍事行動を「支持する」層が日本で予想以上に多い。日本が被害を受けることには思いも及ばす「米軍が北を懲らしめてくれる…
2018.1.18
田岡俊次
米国の対北朝鮮軍事行動は米軍中枢部の反対で控えられているが、エルサレムをイスラエルの首都と突如認め世界から批判を受けたように、トランプ大統…
2017.12.14
田岡俊次
対北朝鮮問題でトランプ大統領がアジアを歴訪、時をあわせて米韓軍が合同演習を展開するなかで、これまでなら、それに挑むようにミサイル発射などで…
2017.11.16
田岡俊次
米国が打ち出した北朝鮮取引企業などの対外資産凍結は、ミサイル開発をやめさせる効果を期待できないだけでなく、国際法上疑義がある。先例となれば…
2017.10.19
田岡俊次
日本上空を越えたICBMの発射に続いて、「水爆製造成功」は、北朝鮮の「核保有国」化が現実になりつつあることを示す。日本の監視システムやミサ…
2017.9.7
田岡俊次
米国に向けてミサイル実験を続ける北朝鮮に対し、トランプ大統領が「戦争は現地で起きる」などと発言したと伝えられている。北を攻撃しても米国は被…
2017.8.10
田岡俊次
米軍の乗組員7人が死亡した米イージス駆逐艦とコンテナ船の衝突から一か月が経っても、事故の真相究明が進んでいない。軍艦の場合、他国の司法や行…
2017.7.20
田岡俊次
北朝鮮のミサイル発射実験が続くが、米国は朝鮮半島沖に出動させた空母を引きあげ、平時の体制に戻しつつある。一方、対北朝鮮で連携を深めていたは…
2017.6.15
田岡俊次
朝鮮半島情勢が緊迫する中で政府は、北朝鮮のミサイル発射に備え、住民避難訓練の実施を自治体に求めたが、避難の警報を出す全国瞬時警報システム(…
2017.5.11
田岡俊次
核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮に対し、トランプ米大統領が「独自の行動」を示唆し、周辺海域に米空母を向かわせた。だがもはや北朝鮮を軍事力…
2017.4.17
田岡俊次
「化学兵器使用」を名目に米国が巡航ミサイルでのシリア攻撃に踏み切った。国連の承認がないままの「自衛権の行使」の正当性に疑問が投げかけられて…
2017.4.11
田岡俊次
ロシアがサイバー攻撃で得た情報をもとに、米大統領選でトランプ氏を“援護射撃”していた疑惑は、トランプ側近が政権発足前からロシア側と接触して…
2017.3.9
田岡俊次
安倍首相とトランプ米大統領に会談は、日米同盟の強化で合意した。一方、トランプ大統領はこの会談前日に、中国の習近平国家主席と1時間の電話会談…
2017.2.16
田岡俊次
トランプ氏がモスクワのホテルの特別室に複数のコールガールを入れ、“Golden Shower”(放尿)をさせるなど乱痴気騒ぎをしたのを、ロ…
2017.1.19
田岡俊次
プーチン露大統領の訪日を前に、日本では一時「北方領土問題での画期的進展があるのでは」との期待感が外務省の一部から流れた。「テリトリー争い」…
2016.12.15
田岡俊次
もしトランプ氏が米軍を撤退させれば、日本にとっては、沖縄の基地問題は解消し、政府は年間6000億円近い経費分担を免れ、さらに朝鮮の核の脅威…
2016.11.17
田岡俊次
昨年7月9日付の本欄に私は「国民的議論もないフィリピンとの同盟関係が孕む危険」と題する解説を出したが、それから僅か10ヵ月後、今年5月9日…
2016.10.13
田岡俊次
北朝鮮は9月9日に行った5回目の核実験で、「小型化、軽量化された核弾頭を必要なだけ生産できるようになった」との声明を発表した。北朝鮮が公然…
2016.9.15