“ネット増税”で景気動向は悪化している
高橋洋一
景気情勢は出てくる指標によってまちまちの結果になっている。当面の景気にとって、金融政策と財政政策の動きがカギを握っているのだが、前2回の消…
2014.8.8
元財務官僚の経済学者・高橋洋一が、世にはびこるもっともらしい「俗論」の過ちをズバリ解説。
高橋洋一
景気情勢は出てくる指標によってまちまちの結果になっている。当面の景気にとって、金融政策と財政政策の動きがカギを握っているのだが、前2回の消…
2014.8.8
高橋洋一
このところ発表が続いた景気関連指標をみると消費、住宅投資、機械受注とも大きく悪化している。にもかかわらず、政府は7月の月例経済報告で景気判…
2014.7.24
高橋洋一
消費税増税の影響が少しずつ出てきているようだ。1世帯当たりの消費支出は実質で前年同月比8.0%減。1981年以降の33年間では、最悪だった…
2014.7.10
高橋洋一
政府が骨太の方針で法人税減税を打ち上げた。が、財源論に収支していては税率はぎりぎり20%台まで下げるのが精いっぱい。二重課税を廃止し、税執…
2014.6.26
高橋洋一
欧州中央銀行(ECB)が「マイナス金利」の導入を決めた。マイナス金利も量的緩和も狙いは同じ。だが、政策効果は量的緩和の方が大きい。では、な…
2014.6.12
高橋洋一
岩田規久男日銀副総裁が言うように、現在のインフレは日銀の金融政策の効果によるディマンド・プル型だ。問題はこれから。消費税増税の影響は景気が…
2014.5.29
高橋洋一
安倍総理は、15日に安保法制懇から提出される報告書を踏まえて、政府としての検討の進め方の基本的方向性を示す。本稿執筆時において、まだ確認で…
2014.5.15
高橋洋一
去る4月28日、財政制度等審議会財政制度分科会に、「我が国の財政に関する長期推計」が報告された。「2060年度 債務残高は8000兆円余に…
2014.5.1
高橋洋一
STAP細胞問題における理研と小保方氏の関係に対して、組織の管理責任を問う声も強い。ただ、それはサラリーマン的な視点によるもので、研究者の…
2014.4.17
高橋洋一
4月1日から、とうとう消費税増税が始まった。金融緩和の足を引っ張る消費税増税は「景気が本格的に良くなる前」なので失敗になるだろう。そうした…
2014.4.3
高橋洋一
20日は、日銀の黒田総裁が就任してちょうど1年。物価上昇率は及第点だが、GDP成長率は下振れしている。今後の最大のリスクはもちろん消費税増…
2014.3.20
高橋洋一
中国のシャドーバンキングが行き詰まりをみせ、連鎖的な金融・経済危機、リーマンショックの再来を世界はおそれている。バブル崩壊後の対処法はある…
2014.3.6
高橋洋一
集団的自衛権の政府見解に大きな役割を果たしていたのが内閣法制局である。一般の人にはなじみがないこの局の権威の背景を検証すると、「官僚内閣制…
2014.2.20
高橋洋一
今金融界で話題になっているテーパリングに動揺する新興国市場とイエレン新FRB議長の課題について、書いてみよう。市場関係者が慌てるのは、彼ら…
2014.2.6
高橋洋一
細川・小泉元首相連合が唱える「原発ゼロ」は原発を再稼働させないという意味だ。それでは、原発が無価値となり東電は債務超過に陥るだろう。原発は…
2014.1.23
高橋洋一
今年は4月に消費税増税という大きなイベントが控えている。ここまで順調に効果を発揮してきたアベノミクスの行方はどうなるのか。新年にあたって、…
2014.1.9
高橋洋一
政府は、24日、総額が過去最大の95兆8823億円となる2014年度予算案を閣議決定した。その内容を見ると消費増税は「財政再建」のためでは…
2013.12.26
高橋洋一
毎年、この季節になると、来年の為替予想という依頼がくる。為替相場アナリストたちは、独特の直感で話しているようだが、マネタリーアプローチに基…
2013.12.13
高橋洋一
特定秘密保護法案が衆議院で可決された。マスコミは一斉に反発しているが、反対派の論拠である「ツワネ原則」と特定秘密保護法を比べてみると、それ…
2013.11.28
高橋洋一
小泉元総理の「原発即ゼロ」が大きな話題となっている。決断し制度設計は任せるのが小泉流だ。実際、市場原理を活用して電力自由化を全力で行えば、…
2013.11.14