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 熟達化理論によれば、ビジネスに限らず一つのことに習熟し、いわゆる「エキスパート」になるには10年かかる、と言われています。そして、ビジネスパーソンの場合、最初の3年から5年で「一人前」になるということが、松尾睦・小樽商科大学教授とダイヤモンド社人材開発事業部との共同調査で明らかになっています。

 ダイヤモンドingは、「一人前」の自覚を持ち、さらに「エキスパート」のレベルを目指すビジネスパーソンを意識して作った雑誌です。

 企画編集にあたっては、20代から30代前半の若手たちとブレストを重ねました。その結果、「不機嫌な職場」で働き、離職率も多い年代層にあって、できる若手たちは、きわめて達成意欲が強く、ダメな上司世代を適当にいなしながらたくましく仕事をしていることがわかってきました。

 彼らの多くは、「オン」と「オフ」の境目をあまり意識していません。それは、仕事を単におカネを得るためのオツトメと考えているのではなく、状況によっては私的生活の優先順位を多少さげてでも、高い達成に向けて努力しようと考えているからだろうと思います。40代の私たちも、うかうかしていられない感じがあります。

 そこで、ダイヤモンドingは「成長進行形の人の『オン』『オフ』を支援する」ことを、基本コンセプトと決めました。

 その第1号では「人を巻き込む仕事術」というワイド特集を用意しました。「自分ひとりの能力向上」ではなく、チームリーダーとして部下や後輩、社外のスタッフや取引先を巻き込みながら成果を求めていくこと。「エキスパート」のレベルに達するには、そんなワンランク上のビジネススキル、コミュニケーションスキルが必要だと考えるからです。

 それは、とりもなおさずキャリアの「節目」を乗り越える方法でもあります。

 

    「節目」を楽しみ、チャンスに変えろ!

 

 これが私たちから読者のみなさまへのメッセージです。
(ダイヤモンドing編集人 間杉俊彦)

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