男子校

成城中学校

伝統的な男子教育と新しいグローバル教育で、自分の個性に合った進路を見つけ出す

文武両道主義の伝統的な男子教育を貫きながら、時代が求めるグローバル人材の育成にも取り組む成城中学校。昨年度からはいよいよオーストラリア、台湾などへの海外研修もスタートした。

130年の伝統で培われた、男子リーダー教育

 成城中学校は昨年、創立130周年の記念事業として校舎を始めとした施設・設備を一新。新しいスタートを切って2年目を迎える。
 文武講習館として創立し、翌年、「哲夫成城」から校名をとった同校は、創立以来、文武両道と男子リーダー教育を一貫して続けている。臨海学校は成城のリーダー教育を象徴する伝統行事だ。こうした伝統をベースにして、近年は「自己確立」「自己実現」を目指す成城版グローバル・リーダー育成にも力を注いでいる。
 その一つが夏季休業中の5日間に実施される「エンパワーメント・プログラム」だ。カリフォルニア大学バークレー校などの学生を招き、少人数のグループで議論・企画・発表をすべて英語で行う。一昨年からリピーターにも対応して基本編と発展編を用意し、3回目になる昨夏はバングラデシュのグラミン銀行創設者で、ノーベル平和賞受賞者のムハンマド・ユヌスの演説などを題材に取り上げ、ソーシャルビジネスについて討論を行った。多様な文化を持つ人々と意見を交わし、課題解決を目指す体験は、物おじせずに自分の意見を表明することに役立っている。

台湾・オーストラリア研修で、グローバル時代を体感する

 そして、昨年は「未来のグローバル人材育成塾in TAIWAN」と「オーストラリア・グローバル・リーダー研修」が満を持して行われた。
 クイーンズランド州政府と連携したオーストラリア・グローバル・リーダー研修には51名が参加した。スポーツスーパーセンター(シドニー五輪のトレーニングセンター)で課題解決型のリーダー育成プログラムに取り組む。産学官協同のTRI(最先端医学研究機関)では遺伝子組み換えに係わる実験を体験。クイーンズランド大学の教授と人口動態・移民問題・多文化理解についてディベートした。
 「トップレベルの研究も試行錯誤の繰り返しだと肌で感じられたのは大きな収穫だったと思います。移民問題についてのディベートはとても白熱しました。生徒は講義後に、今度は私を捕まえて議論を始めました。こういうところが成城生の面白いところですね。」(栗原校長)
 生徒たちがホームステイ先のホストファミリーからとてもかわいがられたことも「印象的だった」と栗原校長。「人種や宗教、文化的な背景が違う人々にもすんなりと受け入れてもらえる。オーストラリアという多様性の中で、グローバル時代をどう生きるかが実感できたと思います」(栗原校長)。

自分の個性を伸ばした、ユニークな人材を輩出

 昨年度の卒業生は、エンパワーメント一期生。ビブリオバトル初優勝を飾ったり、得意科目で東工大のAO入試合格者が2名出るなど、自分の個性を伸ばしたユニークな生徒を輩出した。校訓にも謳われる「自学自習」の推進、長期休業中の進学講習など教科教育の充実も相まって、進学実績においても、国公立・早慶・ICUの合格者が増加した。これからも変化を続ける成城から、しばらく目が離せそうもない。

School Data

成城中学校
最寄駅名 牛込柳町
URL http://www.seijogakko.ed.jp/
大学合格実績 東京、一橋、東京工業、北海道、東北、名古屋、大阪、九州、東京学芸、東京外国語、東京海洋、電気通信、筑波、千葉、横浜国立、横浜市立、首都大学東京、防衛、海上保安、早稲田、慶應義塾、上智、東京理科など
学校基本情報 創立年(西暦) 1885年
併設校 成城高等学校
生徒数 (1年)293人
クラス編成 40~43人
男女比
授業時間 8:30~15:00
海外交流校
帰国生特別入試
中高6年間費用 400万円台前半
交通情報 牛込柳町駅(都営大江戸線)徒歩1分
所在地 〒162-8670 東京都新宿区原町3-87
TEL 03-3341-6141