女子校

聖徳大学附属女子中学校

心も知性も一人では磨けない 生徒同士が互いに影響しあいながら成長

「和の精神」を教育理念に掲げ、小笠原流礼法と書道を必修とする聖徳大学附属女子。英語教育やICT教育にも力を入れ、7割が外部進学、早慶上理の合格率は急伸中である。同時に、思いやりの心と豊かな人間性を備えた女性を育成する。

最小限のルールで自主性を育む、聖徳流ICT・英語教育

 聖徳にはチャイムがない。フリッカー付きの壁掛け時計からカチカチと小さな音がして、授業開始の緑色のランプが点滅する。生徒たちは自分で時間を確認しながら行動する。昨年度から中高の生徒全員に導入されたiPadの使い方にも聖徳流のルールがある。ダウンロードセキュリティが施され、SNSはやらない、ゲームアプリはインストールしないなど、学校で使うツールとしてのリテラシーを明確にした。そのうえで、すべての教室にWi-Fi環境を整備、全教科でiPadやインターネットが積極的に活用されている。
 S選抜クラスの英語では検定外の教科書「ニュートレジャー」を使用し、iPadを使った授業で効果を上げている。また、オーストラリア・シドニーの名門女子校で姉妹校でもあるMLCスクールとEメールで交流したり、教材としてインターネットの動画を取り上げたりと、活用の幅も広い。
 中学の英語の集大成となるのは中3の5月に行う5泊6日のオーストラリア修学旅行。MLCスクールへの訪問やファームステイは、授業で特に力を入れている「会話力」の実践の場という位置づけだ。ここで自信をつけた生徒たちは、8月に代々木のオリンピックセンターで行われる3泊4日のグローバル・キャンプでフィールドリサーチやプレゼンテーション、ドラマワークショップなどのアクティビティに参加し、さらに高度な「使える英語」を学ぶ。「オリンピックセンターには多くの外国人が宿泊していますが、生徒たちは彼らに食堂で箸の正しい使い方をレクチャーしていました。礼法を学んでいる本校の生徒らしい行動だと思います」と川並芳純校長は話す。

礼法にもiPadを導入 不易流行の教育を追求

 同校では相手を尊重し、思いやる心づかいを真髄とした「小笠原流礼法」を中1から高3まで全学年、全クラス、全コースで正課の授業として行っている。中学では和食のいただき方や和室での作法、高校では和服の着付けや立ち居振る舞い、抹茶の作法などを学ぶ。この「礼法」においてもiPadが活躍しているのが聖徳らしい。生徒が互いに動画で撮り合い、所作を確認しあう。どこができていて、どこができていないのかをチェックし、フィードバックできるのがiPadのメリットだ。「iPadはすでに無くてはならないツール。今後もますます使い方は広がっていくでしょう。ルールを守りつつ、教員も生徒も自由に活用して楽しみながらスキルアップしてほしいと考えています」と川並校長。

安心して何でもできる環境が、生徒の絆を深め成長させる

 学校ではルールの範囲内であれば、生徒がやりたいことは自由にやらせる。一人ひとりが周囲に認められ、安心して自己表現できるための様々な環境整備も行われている。その現れのひとつが、ネック・ストラップ・プロジェクトだ。カードにはラテン語で「和を以って貴しとなす」という言葉と、「わたしはいじめを許しません」というスローガンが記載されている。ストラップにはSEITOKUの文字。毎週月曜日、全校生徒がこのカードを首から下げることで、生徒全員が「和」の意味を確認し合っている。
 心も知性も一人では磨けない。学校生活のさまざまな体験を通して、お互いに影響し合いながら、生徒は社会で活躍するために必要な多くのことを学び取っていく。

School Data

聖徳大学附属女子中学校
最寄駅名 秋山 北国分 松戸 市川
URL http://www.seitoku.jp/highschool/
大学合格実績 東京医科歯科、東京外国語、東京藝術、筑波、早稲田、慶應義塾、上智、東京女子医科、東京理科、明治、青山学院、立教、中央、学習院、法政、津田塾、日本女子、東京女子など
学校基本情報 創立年(西暦) 1983年
併設校 聖徳大学附属女子高等学校、聖徳大学、聖徳大学短期大学部
生徒数 (1年)77人
クラス編成 12~30人
男女比
授業時間 8:40~15:10 (土)~12:30
海外交流校
帰国生特別入試
中高6年間費用 500万円台前半
交通情報 秋山駅・北国分駅(北総線)徒歩10分 松戸駅(JR常磐線、新京成線)よりバス「聖徳学園」下車、 市川駅(JR総武線)よりバス「聖徳学園」下車
所在地 〒270-2223 千葉県松戸市秋山600
TEL 047-392-8111