男子校

暁星中学校

他者を愛する力や豊かな人間性を、伝統の宗教教育と多言語教育で育成

1888年の創立以来、宗教教育と多言語教育を軸とし、深い教養と広い視野を備えたヒューマニストを育てる暁星中学校。学業と部活動の両立を奨励しながらも群を抜く難関大学合格実績を誇る名門校だ。

キリスト教から学ぶ 多様性を受け入れる力

 都心にありながら瀟洒な雰囲気の校内は穏やかな空気が満ち、思春期を過ごす上で理想的な環境だ。そこを行き交う生徒たちは誰もが清々しい表情を見せる。こうした彼らの姿は、暁星学園の特長である宗教教育の成果の一つといえるだろう。
 宗教の授業は週1時間、全学年で行われる。学びの軸となるのはキリスト教の基本理念である「他者を愛し、他者のために生きること」。知識としてのキリスト教の基礎を学んだ上で現代社会における様々な問題を考え、言語や文化、民族や思想の違いにおける多様性と、それらを超えた人間愛を生徒たちは自然と学び取っていく。
 宗教教育とともに同校が教育の軸として掲げているのが中学3年間の必修科目であるフランス語。高1からは自由選択科目となる。英語以外の言語を習得すると同時に、仏語圏の歴史や文化にも興味を持つことでグローバルな視野と教養を身につけることが目的だ。実際、中高時代に世界を複眼的な視野で捉え、認識できる思考力を養った経験は、社会人になってからビジネスをはじめとする国際的なシーンで大いに役に立ったと語る卒業生も多いという。

他者と協同する喜びを知り、コミュニケーション力もアップ

 同校の1学年の生徒数は170名程度。少人数であるがゆえに同学年の生徒同士の結束は固く、卒業後もその絆は続いていく。生徒にとって暁星は単なる勉学の場であるだけでなく、豊かな人間関係を構築できるホームのような存在になる。
 中学受験希望者からは、暁星小学校から進学する生徒たちにうまく溶け込めるかと心配する声が上がるが、入学後には「全く問題なかった」と全員が答える。小学校からの進学者は思いやりの心を学んでおり、他者を認めることの大切さを知っている。つまり、新たにできた仲間を快く受け入れ、友情を育む素地ができているのだ。入学直後に行われるオリエンテーションなど、両者の交流を図るプログラムが用意されており、新たな生活をスムーズに始められるように配慮されている。
 暁星といえば部活動が盛んなことでも知られるが、部活動のほか、文化祭や運動会といった学校行事の運営は生徒が主体となって行われており、上級生と下級生が協力しながら進められる。こうした機会を通じて生徒一人ひとりの自主性のほか、先輩と後輩といった縦の関係の中にも同じ暁星生としての仲間意識が生まれ、良好な関係を紡いでいる。
 このことは部活動の成果としても現れており、中学サッカー部は全国大会に出場、競技かるた部は全国大会8連勝を果たしている。

高い大学合格実績をかなえる 充実した指導と良好な友人関係

 毎年、国公立大学や難関私立大学、医学部などに多くの合格者を輩出する同校の進学実績だが、少人数教育による手厚い指導と生徒同士の良好な関係があってこそ。特に後者はライバルではなく、互いに励まし合う存在となり、皆で厳しい受験競争を乗り越えていこうという意識がベースにある。
 また、他者のために生きることの重要性を知る場であるキリスト教教育は、生徒一人ひとりが自分の生まれ持っている使命を見つめることにもつながっている。このことは大学進学における進路選択時のみならず、生涯を通じて「自分には何ができるのか?」を自問し、その答えを実現していくための確かな原動力となっているのだ。

School Data

暁星中学校
最寄駅名 九段下 飯田橋
URL http://www.gyosei-h.ed.jp/
大学合格実績 東京(理Ⅲ含む)、一橋、東京工業、北海道、東北、東京医科歯科、東京外国語、東京学芸、筑波、横浜国立、千葉、信州、首都大学東京、横浜市立、早稲田、慶應義塾、上智、国際基督教、東京慈恵会医科、東京医科、日本医科、順天堂(医)、北里(医)、聖マリアンナ医科、東京理科など
学校基本情報 創立年(西暦) 1888年
併設校 暁星幼稚園、暁星小学校、暁星高等学校
生徒数 (1年)176人
クラス編成 約44人
男女比
授業時間 8:15~15:00 (土)~12:20
海外交流校
帰国生特別入試
中高6年間費用 500万円
交通情報 九段下駅(東京メトロ、都営地下鉄)徒歩5分、 飯田橋駅(JR、東京メトロ、都営地下鉄)徒歩10分
所在地 〒102-8133 東京都千代田区富士見1-2-5
TEL 03-3262-3291