共学校

昭和学院中学校

〝学校は小さな社会〟 日々の生活の中で生きた経験を積み、思考力を育くむ

教科学習、課外学習、生徒会活動、行事、部活。学校生活に〝当事者意識〟を持たせリーダーシップを発揮させる。課題を探し、考え、解決する経験を積むことで、新テストにも対応できる思考力の育成をめざす。

学習自己管理ノートで〝当事者意識〟の基盤づくり

 昭和学院では中1から学習自己管理ノートを使用させている。最初は自分の行動を手帳に記録することから始まる。中1の秋になると、そこに計画を立てることが加わる。新体操部の吉岡さん(中2)は、「記録を見返すと、無駄な時間が多いことに気づきました。それで、時間を計画的に使うようになったのです」と振り返る。勉強時間を赤、部活をオレンジ、テレビなど自由時間を緑と、一目で分かるように工夫している。バトン部で全国優勝を目指す今村さん(高1)も、学習自己管理ノートは時間の有効活用に効果があったと語る。「ダラダラと勉強するのではなく、どの教科のどこをどれくらいやるのか、学習目標をきちんと立てるようになりました。学んだ知識が前よりも頭に入ってくるようになったと思います」。
 「知」「徳」「体」のバランスのとれた全人教育を目指す昭和学院の学校生活はかなり忙しい。部活動が盛んで皆、何らかの部に入っているし、文化祭、体育祭、百人一首大会や合唱コンクール、毎日の朝読書とその集大成の知的書評合戦ビブリオバトルなど、学校行事も多い。百人一首、慣用句、四字熟語、英単語、英熟語、漢字、計算、数学コンテストなど、毎日のように準備が必要な小テストも実施される。それぞれに対して当事者意識を持ってしっかり取り組まないと、あっという間に時間だけが流れていくのだ。
 自然科学部の青木さん(高1)は、中3の時、オープンスクールでプラネタリウムの映像制作と司会を任された。「映像制作はもちろん、司会の原稿も映像に合わせて自分で作るのですが時間がすごくかかる。学習自己管理ノートでスケジュールを組んで、勉強中は勉強だけに集中することで、自制心が身についたように思います」。

学校生活のなかで磨ける課題を探し、考え、解決する力

 学校行事について、安全面は教員が管理するが、それ以外は極力、生徒に任せるのが昭和学院の方針だ。リーダーシップ能力やコミュケーション能力は経験しないと身につかない。「失敗してもいい。そこから学ぶことがありますから」と国語科の藤原俊一教諭。昨年担当した中1のクラスでは、物事を決めるとき「ジャンケン、くじ引き、多数決は禁止」というルールを設けた。安易な方向に流されず、生徒に考える機会を与え、思考力を高めるための「しかけ」、「設定づくり」の一つだ。級長だった吉岡さんは、「なかなか案が出てこない中で、意見を引き出しまとめるのは大変でした。実は、私は小学生の頃は人前で話すのが苦手でしたが、このような経験を重ねることで、苦手意識がなくなりました」と話す。水泳部の青木さん(中2)は、「合唱コンクールの曲がなかなか決まらない。でも、話し合いが進まないと自分もクラスのみんなも部活にも行くこともできないので、候補曲を絞り、誰もが納得できる方向にもっていきました」。みんなで協力することで、クラスのまとまりはとても良くなったという。
 思考力、問題解決力の育成は、各教科の学習にも生きてくる。10年に完成した「未来型想像キャンパス」の中央にはメディアセンター(図書館・蔵書数6万7千冊)があり、調べ学習や探求学習をサポートする。またプラネタリウムを含めた7つの理科教室や自主的な学びを促すテーブルなどが設置されたフリースペース、温水プールやトレーニングルームなどを併設したメインアリーナなど、生徒が多様な学習を進める施設が整っている。
 こうした環境の中で、いろいろなことにチャレンジして、自分に向いていること、やりたいことを見つける。そして、夢を叶えるための力を、自ら6年間で育てていく。

School Data

昭和学院中学校
最寄駅名 本八幡 京成八幡 市川大野 東松戸
URL http://www.showa-gkn.ed.jp/js/
大学合格実績 東京工業、東京学芸、東京藝術、千葉、埼玉、茨城、山梨、琉球、千葉県立保健医療、慶應義塾、早稲田、上智、東京理科、学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政、昭和薬科、明治薬科、立命館、東京女子、日本女子など
学校基本情報 創立年(西暦) 1940年
併設校 昭和学院幼稚園、昭和学院小学校、昭和学院高等学校、昭和学院短期大学
生徒数 (1年)135人
クラス編成 30~35人
男女比 男40% 女60%
授業時間 8:35~15:00 (土)~12:25
海外交流校
帰国生特別入試
中高6年間費用 約400万円
交通情報 本八幡駅(JR総武線、都営新宿線)徒歩約15分、 京成八幡駅(京成本線)徒歩15分またはバス約5分、 市川大野駅(JR武蔵野線)よりバス10分、 東松戸駅(北総線)よりバス15分
所在地 〒272-0823 千葉県市川市東菅野2-17-1
TEL 047-323-4171