共学校

専修大学松戸中学校

生徒の学ぶ姿勢を根本から変える アメリカ修学旅行の成功体験

専修大学松戸中学校では中3の生徒全員を対象にアメリカ・ネブラスカ修学旅行を実施。異文化を体験し、現地の人たちと交流することで成長していく生徒たちを、さまざまなプログラムでフォローアップする。

6年間のグローバル教育の中核となる、中3の修学旅行

 専修大学松戸では、中3の6月に2週間、全員参加のアメリカ・ネブラスカ旅行を実施している。中高6年間を通して21世紀の国際社会で活躍できる人材の育成を目指す同校において、この修学旅行は中核となる行事といえる。メイン・プログラムの一つが現地のサマースクールへの参加だ。「ビデオ(映画)作成」「サメの解剖」「ロボット工学」「クッキング」などいくつかのクラスから希望のクラスを選択。現地のアメリカ人の生徒と一緒に5日間、英語だけの体験型授業を受ける。まさに「英語を学ぶ」のではなく、「英語で学ぶ」というスタイルの実践だ。
 そして、もう一つのメインがホームステイ。生徒たちは中2からリンカーン市内にある姉妹校のラックス中学校の生徒たちと文通をスタートさせ、修学旅行の際に同校を訪問、ペンパルの家庭を中心に3泊4日のホームステイも体験する。今年は中高一貫14期生が渡米したが、修学旅行の内容のブラッシュアップに加え、準備や引率にあたる教員の経験値も上がっており、修学旅行に対する生徒の満足度は年々、高いものとなっている。「本校にはネブラスカ・デビューという言葉があります。それまで目立たなかった生徒が、現地で見違えるように積極的になるのです」と平井伸樹教頭。

ネブラスカの成功体験を生かす 帰国直後のISAプログラム

 日頃の授業や昼食をネイティブ教員と一緒にとるランチタイムアクティビティ、英文スキットを暗唱・発表するコンテストなど、日本で磨いてきた英語が現地で通じた、外国人とコミュニケーションが取れたという小さな成功体験の積み重ねが、生徒を大きく成長させる。修学旅行で得た素晴らしい体験の記憶を薄れさせないために、そして、英語をもっと使いこなせるようになりたいと高まった学習意欲を持続させるために、同校が導入しているのが修学旅行から帰国して1週間後に実施する2日間のISAプログラムだ。
 これは英語を母国語としない海外からの留学生との交流プログラムで、生徒はグループごとに彼らと修学旅行で学んだことをシェアし、ディスカッションを経て、海外体験を将来、どう生かしたいかを生徒が英語でプレゼンテーションする。プログラムに参加する海外留学生は理系の学生が多く、主に中国や韓国、東南アジア出身のエリートたち。東京大学をはじめ、早稲田、慶應などの学部や院で専門分野を研究している。プログラムの趣旨をよく理解し、生徒にプレゼンテーションのやり方などもアドバイスしてくれるという。「生徒のプレゼンテーションを見学した保護者から、生徒があれだけできると思わなかったという感想を多くいただきました」と五味光教頭代理。

高校ではより多くの選択肢 マレーシアへの研修も実施

 昨年、修学旅行とISAプログラムの双方を体験した学年から、男子3名、女子9名が、国体外部留学の選抜試験を経て、高1の夏から1年の長期留学のため渡米した。長期留学は個人の希望によるが、学校としても高校時に任意参加のアメリカ、ニュージーランドへのグローバルプログラムを用意している。2016年2月には、マレーシア研修も新設した。創設16年、専修大学松戸のグローバル教育は、生徒の学びへの姿勢を根本から変え、国際社会で活躍する人材を着実に育成している。

School Data

専修大学松戸中学校
最寄駅名 北松戸 松戸新田
URL http://www.senshu-u-matsudo.ed.jp/
大学合格実績 東京、一橋、東北、北海道、名古屋、東京海洋、筑波、千葉、横浜国立、茨城、埼玉、国際教養、慶應義塾、早稲田、上智、東京理科、国際基督教、立教、青山学院、明治、中央、法政、学習院など
学校基本情報 創立年(西暦) 2000年
併設校 専修大学松戸高等学校
生徒数 (1~3年)482人
クラス編成 31~40人前後
男女比 男56% 女44%
授業時間 8:10~17:00 (土)~12:20
海外交流校
帰国生特別入試
中高6年間費用 500万円台前半
交通情報 北松戸駅(JR、東京メトロ)徒歩10分、 松戸新田駅(新京成線)徒歩15分
所在地 〒271-8585 千葉県松戸市上本郷2-3621
TEL 047-362-9102