共学校

多摩大学附属聖ヶ丘中学校

きめ細かな教育で自主、協働精神を育て、国際社会に貢献できる豊かな人材を育成

建学の精神は質実清楚、明朗進取、感謝奉仕。教育方針に3つの柱をすえ、少人数制で生徒の成熟度に対応した指導を行う。クラブ活動も盛んでまさに文武両道。自然豊かなキャンパスで生徒は伸びやかに学校生活を送っている。

本物から本質に迫る教育で、能動的に学ぶ力を育てる

 不易流行、変わらないことと時に応じて変化することをいう。教育目標と教育方針を五十嵐一郎校長はこの言葉で表現する。「不易」である教育目標は自主研鑽力の伸長、心身の健全、そして敬愛奉仕の精神育成。この目標を達成するために「流行」の教育方針がある。「流行」は新しい時代、そして2020年の大学入試改革に充分に対応できるよう、教育方針や学校行事をフレキシブルに改革していこうということだ。
 教育方針には3つの柱がある。まず、きめ細かな指導。1学年定員120人という利点を生かし、中学1年・2年は1クラス30人の4クラス編成を敷く。少人数だからこそ、きめ細かな指導ができる。次に、本物から本質に迫る教育。物事の本質を探究し、学ぶ力を養う教育である。たとえば理科では中学3年間で100以上の実験を行い、社会では中学1年で6回の見学を実施。これにより、生徒は対象への興味や関心を深め、一歩進んだ学習を自ら行うようになる。そして物事の本質に到達する。
 その集大成が中学3年で課せられる卒業論文だ。各自、興味のあるテーマを選び、1年をかけて探究し、4000字以上の論文を作成する。まさに能動的に学び、本質に迫る力が養われる課題と言えるだろう。教師全員が指導にあたるが、将来の大学受験小論文対策をも視野に入れた指導を行っている。

改革元年と位置付け、行事を大幅改革。英語教育に重点を置く

 3つ目の柱である主体性、協働性の育成には学校行事が大きな役割を果たす。学校行事について五十嵐校長は昨年度を「改革元年」として英語教育に関する行事に重点をおき、大幅な改革を行った。
 中学2年に行う2泊3日のイングリッシュキャンプでは生徒10人に対し1人の外国人教師がつく。外国人教師の国籍はアメリカ、フィリピン、ケニアなど様々。生徒は語学力と同時に多種多様な民族性や文化を学び、広い視野をもって国際理解を深めている。同時に合宿は団体生活のルールや仲間意識を身につけることにもつながる。中学3年のニュージーランドでのホームステイでは、昨年度から事前に学内での英語強化プログラムを行い、現地での生活に備えた。プログラムでは2日間10人の外国人教師が担当。英語漬けの生活を送る。こうした英語教育では聞く・話すに力点を置き、徐々に効果を上げているという。

自分を知り、社会への興味を開く6年一貫のキャリア教育

 聖ヶ丘中学では中学・高校の6年間を卒業後の自分の進路を見出す期間ともとらえている。そこで中学1年から進路指導を行う。中学3年生では職場体験実習がある。この実習は自分が興味を持った職場に自分でアポイントを取り、実際に仕事を体験するというもの。自主性が求められ、また社会への関心を大きく開く機会にもなっている。将来の進路選択のためには大学の分野別説明会を開催。高校1・2年生では年に2回、大学の教授・准教授による模擬授業を行う。生徒は興味のある分野の授業を受け、進路選択の参考にする。この授業に刺激を受け、進路を決定する生徒も少なくない。
 「わが校の生徒は礼儀正しく、爽やか、明るく伸び伸びとしています」、五十嵐校長が日々、生徒に接して実感する印象だ。学力向上だけではなく同校が掲げる建学の精神も見事に結実している成果といえるだろう。

School Data

多摩大学附属聖ヶ丘中学校
最寄駅名 永山 聖蹟桜ヶ丘
URL http://www.hijirigaoka.ed.jp/
大学合格実績 東京工業、北海道、東北、九州、東京医科歯科、千葉、東京農工、筑波、埼玉、信州、高知、首都大学東京、横浜市立、早稲田、慶應義塾、上智、東京理科、明治、青山学院、立教、中央、法政、学習院など
学校基本情報 創立年(西暦) 1991年
併設校 多摩大学附属聖ヶ丘高等学校
生徒数 (1年)97人
クラス編成 30~40人
男女比 男60% 女40%
授業時間 8:20~15:50 (土)~12:50
海外交流校
帰国生特別入試
中高6年間費用 500万円台前半
交通情報 京王永山駅(京王線)・小田急永山駅(小田急線)、 聖蹟桜ヶ丘駅(京王線)より スクールバスまたは路線バス12分
所在地 〒206-0022 東京都多摩市聖ヶ丘4-1-1
TEL 042-372-9393