共学校

多摩大学目黒中学校

学校生活の中で育成をめざすのは、海外でも相手の懐に飛び込める「勇気」

経済産業省で宇宙産業育成、資源エネルギー政策などに携わり、豊富な海外留学体験を持つ田村嘉浩理事長・校長。「グローバル社会で成長し続けられる人材を育てる」というビジョンは教員、生徒、保護者に浸透している。

「気づき」「学び」が多い、中3の豪州2週間修学旅行

 多摩大学目黒中学では、中3の3学期にオーストラリアへの2週間の修学旅行を実施している。5年ぶりに生徒の引率を担当した入試広報部長の井上卓三教諭は驚いたという。「5年前と比較すると生徒がはるかにスキルアップしていて、本校の英語教育の成果を実感しました」。
 同校のネイティブ教員、イギリス出身のフィリップ・チャンドラー教諭とアメリカ出身のデイヴィッド・ワイウディ教諭は、少人数に分けたクラスでそれぞれ半年ずつ、イギリス英語とアメリカ英語を教えている。特に目力の強さが特徴のチャンドラー教諭には、中1の生徒は当初、恐る恐るという形で接するが、すぐに彼のユニークな人柄に魅了され、積極的に話しかけるようになるという。「日本人は大勢の前だと手を挙げないし、話したがらないので、授業でもそのほかの機会でも、マンツーマンの会話を重視しています。反射的に英語が出てくるように、何度も反復します」とチャンドラー教諭。1年次から3年間、段階を踏んで英語で考えて話すことができるようにレベルアップさせる。オーストラリア修学旅行に行く頃には、生徒は、英語にも外国人にも抵抗感がなくなり、様々なことを「受信」する準備ができるというわけだ。
 受信する力が強くなれば、「気づき」や「学び」も格段に増える。英語力だけでなく、相手国と日本の良い点、悪い点、似ているところ、異なるところへの気づき、保護者への感謝など、短い期間でも多くのことを生徒は受けとめる。それらは「もっと自らの考えを発信したい」「もっと相手とコミュニケーションを取りたい」「もっと学びたい」という欲求になり、成長への糧となる。

相手国に飛び込み成長する、多彩な留学メニュー

 中1〜中3の希望者に実施する夏休み2週間のイギリス語学研修は、ホームステイ先をチャンドラー教諭が斡旋。また、高1、高2の3週間アメリカ・サンディエゴ語学研修は、ホームステイ先をワイウディ教諭のご両親が世話をする。「受け入れ先の顔が見える留学」を実現するために、教員らの本国のご家族や友人らの助力があるのは同校の強みであり、生徒にとっても最良の環境といえるだろう。ほかにも高1、高2を対象としたニュージーランドへの2ヶ月短期留学、ニュージーランド、カナダ、アメリカへの1年間長期留学など、多彩な留学メニューを用意している。
 今年度から生徒がネイティブをはじめとする英語の教員と気軽に会話できるコミュニケーションスペースとして国際交流室がオープンした。ネイティブ教員と日本人教員は連携を取りつつ、様々な英語があること、その背景には文化があることを授業ではもちろん交流室を訪れる生徒との雑談や学校行事・部活動のなかでも教えている。英語科の高木宏弥教諭は「英語は減点法ではなく、加点法の学問。1つ学ぶごとに、あれもできる、これもできると生徒に体感させ、英語をもっと学びたいという気持ちを伸ばしたい」と話してくれた。大事なのは、相手のふところに飛び込んで、学ぼうとする勇気だと高木先生は続ける。それは、同校のスピリッツそのものだ。

School Data

多摩大学目黒中学校
最寄駅名 目黒 中目黒
URL http://www.tmh.ac.jp/
大学合格実績 東京工業、筑波、横浜国立、千葉、埼玉、東京学芸、東京農工、電気通信、東京海洋、 山梨、茨城、秋田、山形、新潟、信州、山口、宮崎、鹿児島、琉球、首都大学東京、横浜市立、神奈川県立保健福祉、埼玉県立、都留文科、前橋工科、早稲田、慶應義塾、上智、東京慈恵会医科、聖マリアンナ医科、東京女子医科、東京理科、明治、青山学院、立教、中央、法政、学習院、芝浦工業、東京農業、東京薬科、星薬科、多摩など
学校基本情報 創立年(西暦) 1937年
併設校 多摩大学目黒高等学校、多摩大学
生徒数 (1年)114名
クラス編成 (特進クラス)34名 (進学クラス)40名
男女比 男70% 女30%
授業時間 8:45~15:10 (土)~12:35
海外交流校
帰国生特別入試
中高6年間費用 400万円台後半
交通情報 目黒駅(JR、東京メトロ南北線、都営三田線)徒歩12分、 中目黒駅(東急線、東京メトロ日比谷線)よりスクールバス
所在地 〒153-0064 東京都目黒区下目黒4-10-24
TEL 03-3714-2661