



東日本大震災以降、個々の家庭で「エネルギーをやりくりする」ことの重要性が広く認識され始めた。家の省エネ性能を高めることは重要だが、太陽光発電などの「創エネ」も大事。さらにはつくったエネルギーをためながら、トータルにエネルギー消費をコントロールしていく視点も欠かせない。
「その点、役立つのが蓄熱暖房器です。割安な深夜電力を使い、レンガに熱を蓄えて昼間に放熱するシステムですが、これを太陽光発電に組み合わせると、昼間の電気をほとんど使わず、積極的に売電できる収益性の高い家が実現します」と、日本スティーベルの藤城勇一社長。

同社の蓄熱暖房器「エルサーマット」は、蓄熱暖房の先進国ドイツ生まれで、日本でも15万台以上の導入実績がある。
輻射熱を対流させることで柔らかな暖かさを実現し、風や臭い、音、水蒸気などを発生させないため、クリーンな暖房器として、特に子どもやお年寄りのいる家庭での評価が高い。

電力の効率的な活用には、昼間の消費電力を一部夜間に移行させること(ピークシフト)が有効。「エルサーマット」の場合、さらに特許技術のシーズンセンサーにより、外気温を計測しつつ理想的な蓄熱量を自動設定するから、暑過ぎず寒過ぎず、暖房のムダも減らせる。
「快適な輻射熱効果で一日中暖かいうえ、現在のトレンド(太陽光との相性のよさ、ピークシフト、低ランニングコスト、停電に強い)に合致した暖房器であり、日本が直面している問題解決への、一つの方策になると確信しています」(藤城社長)
ソーラーの売電能力に差
日中に電気をほとんど使わないエルサーマットは、太陽光発電との相性がよい。日中の割高な電力を使わず、発電による余剰電力=売れる電力が増えるため、収益性が高まる。


※「週刊ダイヤモンド」2011年10月29日号も併せてご参照ください
※この特集の情報は2011年10月24日現在のものです
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