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さまざまな機能を備え進化し続ける「住宅」スマートハウス最前線

自宅で電気をつくりながら利用の最適化を図っていく、スマートハウスへの関心が高まっている。 住宅メーカー各社は工夫を凝らしたスマートハウスを競い、技術開発も盛ん。進化し続けるその魅力に迫った。 取材・文/西 亮子 撮影/石原敏彦(スタジオアモン)

省エネ・創エネ・蓄エネでエネルギーを自給自足進化するスマートハウスが描くこれからの快適な暮らし

住宅メーカー各社の"スマートハウス開発競争"が熱を帯びている。その一方で、実際にスマートハウスに住んでいる人はまだ少なく、住み心地など「生の声」を聞く機会は少ない。現在、スマートハウスはどこまで進化しているのか。ハウジングジャーナリストの河名紀子氏に聞いた。

関心は高いが、いまだ「よくわからない」技術

河名紀子
上智大学卒業後、東京新聞、住宅業界紙・誌の記者・編集長を経て独立。女性や生活者、妻、母の立場に立ち、わかりやすい住宅の情報を伝えている。最近は「女性と住まい」の視点を生かしたマーケティング・PRプロデュース事業も展開。 メディア・ハウジング研究所代表。

 「スマートハウスがどんな家か、知っていますか?」

 メディア・ハウジング研究所が全国の主婦を対象に行ったインターネット調査(有効回答数360)で、面白い結果が出た。約8割が「全く知らない」「聞いたことはあるがよく知らない」という回答を寄せている一方で、「建てるならどんな家が欲しい?」という質問に対し、半数以上が「スマートハウス」と回答したのだ。

 「スマートハウスという言葉はよく聞くけれど、全体像はいまひとつわかりにくい。それは、スマートハウスの概念自体が、時代を反映しながら変化し続けていて、技術自体も日々進化しているためです。東日本大震災以降、エネルギー問題の対応策としてスマートハウスがクローズアップされているので、多くの人が関心を持っている。でもよくわからないという、もどかしい感じですね」と、同研究所を主宰する河名紀子氏。

スマートハウスは現在進化の「4・5段階」

 そこで、河名氏にスマートハウスの進化を5段階に分け、解説してもらった(次ページ参照)。

 第1段階が、震災以前から導入が進んでいた「省エネ住宅」。そこに第2段階として、太陽光発電や家庭用燃料電池が加わった。第3段階が蓄電池だ。蓄電池導入の動きは震災を契機に、一気に加速した。同時に第4段階のHEMS(注1)も加わり、家庭内のエネルギー消費が「見える化」していった。

 現在のスマートハウスは、この第4段階から、第5段階の家電制御の開発に移行する、中間あたりに位置する。

 「すでに家電向け通信網『エコーネット・ライト』が、2012年2月に国内スマートメーターとHEMSをつなぐ標準プロトコルとして認定され、将来的には家電メーカーの枠を超えたマルチベンダ接続を行えるように、開発が進んでいるところです」(河名氏)

 HEMSはスマート家電やスマートフォンなど情報通信インフラの核になり、加えて高齢者の見守りなど、さまざまなサービス機能のプラットフォームの役割を果たすことも期待されている。

(注1)HEMS:ホームエネルギーマネジメントシステム。家庭内のエネルギー制御を行う。

Q1スマートハウスを知っていますか?Q2建てるならどんな家が欲しい?

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