イノベーションの権利取得とビジネス展開に真価を発揮する

元特許庁審査官を多数擁し、効率の良いオペレーションに圧倒的な強みを持つ正林国際特許商標事務所。その業務に加えて真価を発揮するのは、イノベーションの開発者に寄り添い、特許獲得後のビジネス展開をも見据えた、積極的なサポートを実現している点だ。

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正林国際特許商標事務所 正林真之所長

同事務所の採用条件は知識やスキルに加え、発明者の心情に共感できることだという

 正林国際特許商標事務所にはよく、他の事務所で断られたイノベーションの案件が持ち込まれるという。同事務所では、他の事務所が申請に躊躇(ちゅうちょ)する案件でも「(権利化は)無理です」と断ることはまずない。内容を吟味して長所を見つけ、権利の獲得はもちろん、その後のビジネス展開まで踏み込んでアドバイスしていく。

「開発者は自身の発明について、自分の子どもと同じで"ちょっと出来が悪い"と思っています。自分で長所を見つけるのは意外と難しい。私たちは第三者評価として、本人が気付かない長所を見つけて適切な権利範囲を設定し、その特許で収益が出るようビジネスにつなげていくサポートを行います」。そう語るのは同事務所の正林真之所長だ。

権利取得後のビジネスデザインまでを
サポートする

 適切な権利範囲とは、例えば発明が「本のカバー」の場合、開発者は特許請求の範囲を「保護カバー」などと限定しがちだ。すると"保護しないカバー"は権利範囲に入らず、まねされる恐れが出てくる。この場合は「本を覆う部材」などの表現が正しい。

 さらに開発者は往々にして、権利取得後のビジネスを考えていない傾向があるという。「"特許を取ればどうにかなる"と考えている人が多い。でもそれは"このつぼを買ったら幸せになる"という考えと同じです。大切なのは権利取得後に、それをいかにビジネスにつなげていくか。特許申請はその後のビジネスデザインを含めて行う必要があります」。

 同事務所の案件に、少量の血液で検査ができる採血キットの特許申請がある。採血された血液の90%は無駄に廃棄処分されるという事実があり、それを改善するための発明だ。この発明により、人間(特に幼児や老人)を苦痛から解放できることに加え、手軽に自身で検査を行うことができる。これについて、さまざまな目的に活用するビジネス展開を考え、それを権利範囲に落とし込んでゆく。

「採血キットを販売する権利だけでは、すぐに模倣品が出てしまいます。特許を使って収益を上げることが大切で、そのためにも発明の"長所"を見極めることが大事なのです」

大企業のイノベーションのリスクを
引き受ける役割も

 同事務所の特徴は、開発者に徹底的に寄り添う姿勢にある。発明する人は"変わり者"が多いが、イノベーションとは元来そうした人物の発想から生み出される。同事務所では正林所長の下にイノベーション担当のチームがあり、難しい案件を積極的に扱う。

「私たちの役割にはもう一つ、大企業の開発におけるリスクを引き受ける側面もあります。大企業ほどリスクを回避し、効率を上げて確実に利益を上げることが求められます。そうしたオペレーション重視の組織では、開発の失敗は担当者の出世に響く。私たち専門家にそのリスクを転嫁すれば、イノベーションを起こしやすくなるのです」

 かつて発明者だったガリレオは、異端として裁かれ有罪となった。発明が成功して効果を上げた人物が"魔女"と見なされる時代もあった。だが蒸気機関が発明され、特許制度が普及して以来、常識を覆す発明は、人類の進化を促すものとして評価され始めた。

「つまり特許制度は歴史を変えてきたといえます。現在も、海のものとも山のものとも知れないものを保護するのは、特許制度しかありません。だからこそ私たちは"無難に権利を取る"ことに満足せず、リスクのあるイノベーションの権利取得にも積極的に関わり、お客さまの価値向上に貢献していきたいと考えているのです」と語る正林所長。

 知財の専門家としての高度なオペレーション能力に加え、自ら発明者に寄り添うベンチャースピリットを持つ特許事務所として、その名は広く浸透しつつある。

問い合わせ先

正林国際特許商標事務所
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー
TEL:03-6895-4500
URL:http://www.sho-pat.com/

週刊ダイヤモンド2016年12月26日・2017年1月7日合併号と同時掲載
提供/正林国際特許商標事務所
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