【第218回】 2009年10月05日
あなたの会社にもいる?
新感覚女子「森ガール」が増殖中
ゆるゆるパーマのロングヘアに、ふわっとしたワンピース、ポシェットやタイツが好きで、足元はぺたんこ靴――こんなファッションの少女が、街に増えているのをご存知だろうか?
その名も「森ガール」。文字通り、“森にいそうな女の子”という意味を持つ。ミクシィの人気コミュニティ「森ガール」も活況を呈し、会員数はすでに36000名超にもなっている(2009年9月現在)。
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| 「別冊spoon」(角川書店)は、好評につき森ガール第2弾「秋の森ガール」ムックを発売(2009年8月)。表紙は、森ガールたちの絶大な人気を集める蒼井優だ。 |
同コミュニティの冒頭には、森ガール的な定義が実に62も挙がっている。「民族系の服装も好き」「Aラインが出る服装をする」「ポンチョやボレロが好き」「レトロな花柄が好き」「パフスリーブにきゅんとする」といった項目が続く。
さらには、趣味嗜好や行動、生態にも言及しており、「童話が好き」「カフェでまったりするのが好き」「雑貨屋さん巡りをついついしてしまう」「カメラ片手に散歩をするのが好き」「いつかは北欧に行きたい」とくれば、なんとなくイメージできるのではなかろうか。
この現象を受け、変化が生じているのがファッションの世界だ。いわゆる「フォークロア」の流れを継いだ「民族系ファッション」が彼女たちに支持され、今年夏頃から再び人気を集めている。コットンやリネンなどの自然素材が多く、どこか懐かしいような温かさが特徴的だ。
森ガールを象徴し、彼女たちの憧れの頂点に立つのが、女優の蒼井優。また、映画「ハチミツとクローバー」で彼女が演じた原作コミック「ハチミツとクローバー」の登場人物・花本はぐみも典型的な森ガールだ。そのはかなげで妖精的なキャラクターに、魅了された読者も多いだろう。
ちなみに、筆者の周囲にも、この「森ガール」に該当すると思しき女子が2名いる。いずれも20代前半の彼女たちに森ガールについて尋ねてみたところ、以下のような返答が返ってきた。
A子:「今年7月くらいに、森ガールみたいだね、と会社の人から言われたことがありますよ」
B子:「その森ガールって今まで知らなかったですが、私も“森にいたい”って願望はいつもありますね」
――とのこと。
余談ではあるが、この二人は東北地方の出身。符号の一致が不思議ではあるが、その自然風土が独特の感性を育むのであろうか。やはり寒い土地が似合うファッションであると見える。
あなたの会社にも「森ガール」はいないだろうか? ガーリーな彼女たちのゆるやかな佇まいが、長く続く不況の閉塞感を癒す存在になるかもしれない。
(田島 薫)
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