【第10回】 2008年01月11日
ねたみをおさえると鼻水・背中の痛みに
隣人をねたんで、鼻水・背中痛に苦しんだTさんのケース【前編】
ねたみという言葉を辞書で調べると、すごいことが書いてあります。
「相手の長所や幸せをうらやんで、その幸せを壊したいと願う心」
これを読むと、ねたみは、どうみても悪い感情にしか見えません。ほかに相手の不幸を願う感情として、「恨み」や「憎しみ」があります。でもこの2つは、相手からなんらかの危害が加えられたことへの仕返しの感情で、なんとなく、フィフティー・フィフティーの感があります。
しかしねたみは、相手からはなんの危害も加えられていません。こちらが一方的に、相手の不幸を願い続けるわけです。ですからきっとねたみという感情は、わたしたちの感情のなかでいちばん醜いというレッテルをはられているのではないでしょうか。
鼻づまり・背中の痛みがあった
Tさんのケース
同級生の息子さんをもつ、Tさんとお隣さん。同じ大学を受験し、お隣りの息子さんは合格、Tさんの息子さんは不合格。それをキッカケに、ねたみの感情に悩まされていました。
3年ほど前から、鼻水・鼻づまりに悩まされていたTさん。彼女の体を診ると、おでこの骨と背骨がゆがんでいました。背中の肩甲骨と肩甲骨のあいだの部分をさわると、けっこう痛がります。
Tさんは5~6年前にも、ストレスが原因のゆがみで、わたしのクリニックに通っていたことがありました。そのときわたしは、この世に必要のない感情など存在しないということをよく話していました。
今回も、Tさんにストレス性のゆがみの兆候があらわれていました。 わたしはTさんに、今回の病状が出はじめた3年前に、何か大きなストレスがなかったか聞いてみました。
しばらくの沈黙のあと、Tさんはボロボロと涙を流しながら、打ちあけてくれました。
「先生……わたし、ねたんでいるんです……」
Tさんは3年前から、隣りの家の奥さんに強いねたみの気持ちをもち続けていたのだそうです。Tさんとお隣りさんには、同級生の男の子がいます。息子さんたちは3年前、たまたま同じ大学を受験しました。
結果は、となりの家の子は合格、Tさんのお子さんは不合格でした。 その日から3年間、彼女はとなりの家に犬のフンを投げ入れたといいます。
「こんなことしてはいけないと、わかっているんです。こんなことはもうやめようって思うんです。でもね先生、となりの奥さんの顔を見ると、もう憎らしくて憎らしくて。ハッと気づくと、また投げ入れているんです。先生、こんな気持ちにも意味なんてあるんでしょうか……」
Tさんがこのようにねたみを必死におさえようと苦しんでいました。しかし、ねたみをおさえようとするほど、さらにねたみを感じさせる体のゆがみが生じてしまうのです。
Special Topics
バックナンバー
新着トピックス
- 野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む
- 「円高こそデフレの原因」説の怪しさ ──今こそ必要なデフレの経済学(6)
- 日本を元気にする企業の条件
- ホンダ、ヤマハ発、味の素、住友化学… 日本企業にもあるBOP市場開拓のネタ
- 『週刊ダイヤモンド』特別レポート
- 市民による市長リコールもまだできない 阿久根市政“大混乱”の責任は誰にある?
- News&Analysis
- 苦境の地方空港に追い討ちも? 火種くすぶる「ハブ空港」議論の真実
- 岸博幸のクリエイティブ国富論
- 日本のためにならない「FREE」礼賛論を疑え!
- 追跡!AtoZ ~いま一番知りたいテーマを追う!超リアルドキュメント
- 大ヒット商品が続々「特許切れ」へ。 2010年以降、もう「新薬」は生まれない!?
- チャンスを逃さない! 今どき「住活」事情 By SUUMO(スーモ)
- エコポイントがなくても人気は絶大? 想像以上に盛り上がる「エコ住宅」ブーム
- 働き盛りのビジネスマンを襲う 本当に怖い病気
- 手足のひび割れと関節痛が同時に!? 骨の変形をも引き起こす皮膚病の正体
ダイヤモンドオンラインplus 知っておきたい価値ある情報
最新の連載一覧
経済・時事
経営・戦略
スキル・キャリア
Diamond Premium 最新記事 無料会員登録すると全文が読めます
- 公認会計士・高田直芳 大不況に克つサバイバル経営戦略
- “不況に強い”にも関わらず売上急減!? 医薬品業界を襲う「2010年問題」とIFRS
- 金融市場異論百出
- 超インフレ国はジンバブエのみ 世界が学んだ「最低限の規律」
- 週刊ダイヤモンド 企業特集
- ユニー 前村哲路社長インタビュー 「現場の自由裁量権を広げ 個店経営のウエートを高める」
- 『社会貢献』を買う人たち
- キレイになって、途上国を支援! 女性の飽くなき「美への探求」が生んだ、一石二鳥のビジネスモデル
- 山崎元のマネー経済の歩き方
- 対等合併の呪

- 岡野工業・岡野代表エッセイ
- “神の手をもつ男”岡野雅行氏が日本の物づくりに「常識を捨て去れ」と喝!

- DOL編集部のツイッターを開始
- 最新記事の話題から編集部の日常まで、24時間つぶやきます。フォローよろしくお願いします。
Business information
著者プロフィール
- 山口純子
(調布カイロプラクティックオフィス院長)
カイロ一筋に20年間、研究と施術に従事。食生活/電磁波/ストレス/スキンケア等と骨のゆがみについて研究を続けているほか、人間性を中心とした心理学も学び、カイロの施術にとり入れている。現在は、院長を務める「調布カイロプラクティックオフィス」での施術の傍ら、健康提案サイト「未病.jp」や企業など多くの場で講演を行なっている。
この連載について
骨がゆがむ大きな原因の1つに「ストレス」がある。ねたまない人、断れない人、反省する人は危険!まじめな人ほど、骨が歪んでしまうのです。
新しいタイプの健康本。日本人なら特に、人をねたんだり、嫌だとあからさまに思ったりしてはいけないと躾けられてきた。実は、その感情を抑えることが一番骨を歪ませるという新しい理論で「骨の歪みとストレスの関係」を解説しているところが面白い。山口純子著。1365円(税込)
- DOLブックストアで購入
購入金額に関わらず送料無料! - Amazonで購入
アクセスランキング
- 2位
- 週刊・上杉隆
- 元秘書として鳩山邦夫氏に苦言を呈す 信念の見えない離党に意味はあるのか?
- 3位
- News&Analysis
- 日本が望みを託す宇宙開発の切り札! 「宇宙エレベーター」の知られざるシナリオ
- 4位
- China Report 中国は今
- 優秀な中国人学生を採用できなくなった日本企業
- 5位
- 評価が上がる!上司を味方にする技術
- 上司に好かれる話の聴き方、嫌われない質問の方法
Recommend 話題の記事
- China Report 中国は今
- 優秀な中国人学生を採用できなくなった日本企業
- 田中秀征 政権ウォッチ
- 鳩山首相「発言のブレ」正当化に疑問を呈す
- News&Analysis
- 日本が望みを託す宇宙開発の切り札! 「宇宙エレベーター」の知られざるシナリオ
- 山崎元のマルチスコープ
- 官民一体の海外ビジネス受注期待を怪しむ
- ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座
- この閉塞感はどうにもならないのか? 組織の成果を最大化する人事制度とは
- SPORTS セカンド・オピニオン
- 大リーグ球団にとっての、日本人選手の価値を考える
- 政局LIVEアナリティクス 上久保誠人
- 参院選がどう転んでも、 政界の「世代交代」加速は止められない

- 【PrimeTime】トップインタビュー
- 「サービス力は人財力と組織力の掛け算」~百瀬次生・日立電子サービス社長

- 【THEProject】プロダクトとサービス最前線
- 現実味帯びる「IFRS」。最新会計基準対応処理システムを低コストで提供
雑誌定期購読のご案内
特大号・特別定価号を含め、1年間(50冊)市価概算34,500円が、定期購読サービスをご利用いただくと25,000円(送料込み)。9,500円、約13冊分お得です。さらに3年購読なら最大49%OFF。
1冊2,000円が、通常3年購読で1,333円(送料込み)。割引率約33%、およそ12冊分もお得です。
特集によっては、品切れも発生します。定期購読なら買い逃しがありません。
年間12冊を定期購読すると、市販価格8,400円が7,150円(税・送料込み)でお得です。お近くに書店がない場合、または売り切れ等による買い逃しがなく、発売日にお手元へ送料無料でお届けします。
※別冊・臨時増刊号は含みません。
偶数月の1日発売(隔月刊)。1年購読(6冊)すると、市販価格 5,880円→4,700円(税・送料込)で、20%の割引!
※別冊・臨時増刊号は含みません。
お知らせ・ご案内
- 会員専用ページ開始のお知らせ
- 7月より一部の記事で、無料会員登録した方だけが全文を読める形に変わりました。詳細はこちらをご覧ください。




