あれから1年――世界はリーマン・ショックを乗り越えられたのか
リーマン・ショックから1年強が過ぎ、マーケットの混乱も次第に落ち着き、国際協調と各企業の自助努力によって、景気の底打ちも見えてきた感があります。一方、その回復力については、引き続き不安も根強く残ります。
(第10回/2009年12月01日)
底入れするも実感乏しい経済回復、 苛立ちは日本に政権交代を呼んだ
2009年3月に再び株式市場の下落を経験した世界は危機感を強め、3月、4月と続いたG20の枠組みが一定の合意を得られ、ようやく各国で見え始めた景気底打ちの兆しと共に、市場は落ち着きを取り戻して行くのです。
(第9回/2009年11月24日)
低迷を続ける先進国を尻目に、 中国・インドが世界経済の中心へ
2009年が明けて数ヵ月間は、世界の株式市場は低迷を続けます。政策協調を続ける先進国が、総じてマイナス成長予想に陥る中、今後の世界経済の担い手として、新興国が一気に台頭してくることになります。
(第8回/2009年11月17日)
実体経済の悪化が顕在化、 危機はオバマ大統領誕生の原動力に
2008年11月にもなると、金融危機がいよいよ実体経済に影響していることは、誰の目にも明らかになります。日本では、トヨタ自動車、パナソニックといった大手企業が次々と減益予想とリストラ策を発表しました。
(第7回/2009年11月10日)
ようやく動き始めた国際協調、 次の市場の注目は実体経済への影響へ
リーマン・ブラザーズ破綻から3週間強。アメリカでの緊急経済安定化法案に纏わる、アメリカ議会、そして市場の大混乱を経て、世界はようやく危機に対する国際協調に向けて動き出します。
(第6回/2009年11月04日)
5大投資銀行が全て消滅! 金融安定化法案で米議会は大荒れに
2008年9月15日、リーマン・ブラザーズが破たんすると、その後数日の間に、米投資銀行業界は急激に変化することに。5大投資銀行が約半年足らずの間で全て消滅するとは、一体誰が想像したでしょうか?
(第5回/2009年10月27日)
リーマン破綻で揺れた政府と市場の混乱 世界経済危機はこうして幕を開けた
2008年9月15日、リーマン・ブラザーズが連邦破産法第11条の適用を申請しました。1850年創業の老舗企業の、その150年以上にも及ぶ歴史の幕引きのタイミングは、何ともあっけなく訪れたのです。
(第4回/2009年10月20日)
危ういバランスと幻想の崩壊。 そしてベアー・スターンズが破綻した
次々とヘッジファンドが破綻に追い込まれていった2007年後半、米政府の反応は比較的冷静でした。銀行や投資銀行が損失を相次いで公表してもなお、金融業界に起こった一過性の出来事として取り扱われていたのです。
(第3回/2009年10月13日)
3つの条件破綻で歯車が狂い始め、 サブプライム・ローン問題が表面化
低い借入れハードル、住宅価格の上昇、リスク分散の仕組みの3つの条件の1つが成立しなくなり始めたところから、サブプライム・ローンの歯車は一気に逆回転。その狂った最初の歯車は、住宅価格の上昇です。
(第2回/2009年10月06日)
サブプライム・ローンの誕生と、 拡大に向けて整った3つの条件
第1回の今回は、リーマン・ショックの原因となった「サブプライム・ローン」誕生から、それが大量生産されていった2000年頃からの好景気時代に焦点を当てて解説します。
(第1回/2009年09月30日)
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著者プロフィール
- フィルモア・アドバイザリー
2006年11月、海外機関投資家向けの独立系リサーチ会社として設立。現在は数値データのグラフ化・共有サイト「vizoo」の運営を行っているほか、メディア向けにグラフを用いた特集記事等を配信。
フィルモア・アドバイザリー
この連載について
2008年9月15日のリーマン・ブラザーズ破綻から1年。それを象徴的な出来事に、サブプライム問題に端を発していた金融危機が、世界的な大不況という形で一気に深刻化した。この「リーマン・ショック」について、さらにそこから1年間の出来事、変化について、独立系リサーチ会社フィルモア・アドバイザリーが、グラフと共に可視化する。
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