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吉田恒のデータが語る為替の法則

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ドル/円相場で続いてきた
「魔の2月下旬」、今年はどうなる!?

 昨年9月から円高・ドル安が展開する中で、ドル/円の1ヵ月の平均値幅は9円近くにも上る大相場が続いてきました。

 ところが、今月はほぼ半月が終わったところで、ドル/円値幅は4円程度。さて、荒れ相場は一息ついたのでしょうか。勝負どころは「魔の2月下旬」を乗り切れるかどうかということになりそうです。

2月は中旬まで小動きだが
下旬から途端に荒れる!

 2月に入って、ドル/円は比較的小動きになっています。ただこれは、例年そうだということもあります。

米ドル/円 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

 過去3年連続で、2月上中旬のドル/円値幅は3円程度の小幅にとどまってきました。その意味では、2月は中旬まではドル/円が動かないということでもあると思います。

 ただ、過去3年の場合は、そんな小動きもあくまで中旬までの話。下旬に入ると途端に大きく動き出す。つまり「魔の2月下旬」ということも、ここ数年の2月相場の大きな特徴となってきました。

 たとえば、1年前のことは記憶に残っている人も少なくないかもしれません。昨年3月中旬にかけてドルは当時の安値95円台まで急落しました。

 これは米大手証券、ベアスターンズの経営不安に伴う「ベアスターンズ・ショック」だったわけですが、この波乱相場が始まったのはまさに2月下旬からだったのです。

 そして、それは昨年だけでなく、一昨年も、その前の年も同じでした。過去3年連続で、2月相場は中旬まで息を殺したように静かに展開するけれど、下旬から「魔が差した」ように大荒れとなるパターンが繰り返されてきました。

 さて、今年も中旬までの小動きは、過去3年と基本的に同じです。では、下旬からの荒れ相場も、4年連続となるのでしょうか。

 ドル安・円高は昨年9月から続いてきましたが、その中での月間値幅は5.6~15.7円で平均8.9円です。そんな大相場の記録が、この2月で途切れるのか。それとも「魔の2月下旬」で、大相場記録はさらに続くことになるのでしょうか?

 ところで、なぜそもそも2月下旬からドル/円は波乱に向かうことが多かったのでしょうか

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著者プロフィール

吉田恒
(T&Cフィナンシャルリサーチ代表取締役社長)

立教大学文学部卒業後、自由経済社(現・T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社。財務省、日銀のほかワシントン、ニューヨークなど内外にわたり幅広く取材活動を展開。2004年より同社代表取締役社長、T&Cホールディングス取締役。緻密なデータ分析に基づき、2007年8月のサブプライムショックによる急激な円高など、何度も大相場を的中させている。

この連載について

為替相場には法則がある! 数々の大相場を的中させてきた吉田恒が、豊富な過去データを分析して法則を導き出し、為替の先行きを予想します。

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