【第8回】 2009年12月14日
日本人が苦手な「主張型説得」を成功させる3つのポイント
説得の3つのタイプ
説得を定義する場合、
①自分の要求を通すこと
②提案を受け入れてもらうこと
③協力を獲得すること
などがあげられる。①から③をひとまとめにして、「人を動かすこと」と、手短に表現する場合もある。
①は、主張して要求を通すというニュアンスを伴う。
②には、相手のニーズに合った提案をして説得するところに、力点が置かれている。
③は、やや漠然とした言い方であるが、広く人々の協力を獲得するために、いかに人の心を動かすかを中心にしている。
以上を、説得の型――タイプ――に照合すると、次のようになる。
①主張型説得(自分の要求を通す)
②提案型説得(提案を受け入れてもらう)
③誘導型説得(協力を獲得する)
実際の説得は上の3タイプが、目的・相手・説得内容などに応じて、使い分けられる。
傾向としていえるのは、
①は欧米社会では常に用いられるが、日本人にはまだなじみにくいところがある。
②は、「プレゼンテーション」として日々行なわれて、すっかり定着した。
③の型は、日本社会で最もよく行なわれている説得である。
グローバル化が進む今日、「主張型説得」は、次第に必要性を高めている。いつまでも、苦手として、「敬遠」していられない状況にある。
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著者プロフィール
- 福田 健
(C.N.S(株)話し方研究所会長)
1983年株式会社話し研究所を設立。2004年に会長に就任。「コミュニケーション」を軸にした講座、講演を企業、官公庁を中心に行い、話し方研究所でもセミナーを開催。主な著書に、『人を動かす会話術』『上手な「聞き方・話し方」の技術』などがある。
この連載について
説得術のマスターするために「テクニック」や「スキル」に飛びついても、基本となる原理・原則を踏まえなければ役には立たない。本当の説得力を身につけるために必要な「人の心を動かすコツ」を解説。
テクニックやスキルでは人は動きません。相手のことを考え、相手の心を読み、自分を理解してもらって初めて説得が可能となります。そうした小手先ではない「本当の説得力」で人を納得させる原則を紹介。1470円(税込)
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