いよいよ「Twitter就活」が本格的にスタート<br />就活生と企業の距離が劇的に縮まった!ますなが・ひろゆき
株式会社ライブレボリューション代表取締役社長。 1974年、奈良県生まれ。1999年、早稲田大学大学院を修了後、大和証券株式会社に入社。2000年、渋谷「ビットバレー」の盛り上がりに刺激を受け、株式会社ライブレボリューションを設立。モバイル広告代理店事業を中心に、急成長を続けている。同社が発行する経営者向けメールマガジン「プレジデントビジョン」は読者数12万人を誇る。著書に『Twitter就活』(ダイヤモンド社)、『宇宙一愛される経営』(総合法令出版)、『仕事頭がよくなるアウトプット勉強法』(サンマーク出版)などがある。 ツイッターアカウント:http://twitter.com/masunaga_lr ブログ:http://www.president-blog.com/ コーポレートサイト:http://www.live-revolution.co.jp/ プレジデントビジョン:http://www.president-vision.com/

 電通総研の「話題注目商品2010」で第2位にランクインしたTwitter。学生に対する調査でも、「普段利用しているソーシャルメディア」ではmixiにトップを譲ったものの、「最も良く使っているソーシャルメディア」では第1位になるなど(トレンダーズ株式会社「大学生のソーシャルメディア利用実態に関する調査」)、Twitterは今やすっかり身近な情報収集&コミュニケーションツールになりつつあります。

 2010年は「Twitter就活」元年でした。Twitter自体がブレイクしたばかりで、就活生も採用する企業の側もまだ手探り状態。どうすれば就活&採活に役立つのかを、みんなで模索していたシーズンといえるでしょう。

 2011年からは「Twitterを利用していることが当たり前」になります。就活情報のナビサイトに登録しないと就活ができないように、Twitterのアカウントをもたなければスタートラインに立てません。どう利用するかではなく、どれだけ使いこなせるかで、内定への道のりが大きく変わってくるのです。

Twitterが情報の
ミスマッチを解消

 Twitterが登場したことで、就活の何がどう変わるのでしょうか?

「Twitter就活」以前は、学生と企業の間には、埋めることができない大きな溝がありました。いわゆる「情報のミスマッチ」です。

 企業からすると、エントリーシートや数回の面接というごく限られた接点だけで、学生の適性を見抜く必要があります。人気企業であるほど応募が殺到し、学生1人にかけられる時間が減ります。そのため、せっかく採用を決めても、実際は「ほしい人材ではなかった」というケースがよくあります。

 一方、学生にしてみれば、企業のことをよく知りたいと思っても、そのチャンスは意外と限られています。とくに就活が長期化して、1人で50社も100社も受けるのが当たり前になると、1社の情報収集にかけられる時間はあまりありません。そのため、苦労して就職しても、「こんなはずじゃなかった」とすぐに辞めてしまう人が後を絶ちません。