周囲から見て「困った人」とレッテルを貼られやすいバブル世代の“バブルさん”、ゆとり世代の“ゆとりちゃん”。当連載では、そんな2つの世代を対象に、 就職氷河期世代の“氷河期くん”(またはその他の世代)が会社の人間関係をどううまく対処すべきなのかを研究していく。親愛なるバブルさん、ゆとりちゃん、どうか温かい目で見守って欲しい。そして同志である氷河期くんには、ぜひ考え方の合わない上司&部下に対処するときに、参考にしていただきたい。

さて、前回はスピンオフ的に同世代である氷河期世代に出ていただきましたが、今回は再び連載の主旨通りゆとり世代に話を伺おうと思う。

みんなが憧れる「ケーキ屋さん」は厳格な縦社会!?<br />夢と現実の間に揺れるゆとりちゃんの“甘い労働観”

<今回のゆとりちゃん>
横山美穂さん(仮名)
年齢:23歳(1987年生まれ)
業種:ケーキ屋さんの見習い(去年まではホテルに勤める)
最終学歴:短大卒
出身:東京都
現在のお住まい:新宿区
家族構成:父、母、兄、妹(中間子)

過酷な新人研修に耐えられず
会社を抜け出した!

――久しぶりにゆとりちゃんの女性だ! やっぱり、若い女性と話をするのは楽しいよね。というわけで、自己紹介を。

 横山美穂、23歳。去年の春に新卒で入社した某ホテルでは、新人研修についていけなくなってしまい、退社しました。その後はあるパティスリー(ケーキ屋さん)でアルバイトをしています。

――横山さんがついていけなくなって辞めてしまったという、新人研修の内容を教えていただけませんか?