auじぶん銀行の住宅ローン

住宅ローン借り換えにライターが挑戦!【第3回】
フラット35でトップシェアの「アルヒ」は、
変動金利、期間固定の商品も魅力的!

【第3回】2017年6月15日公開(2022年10月11日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

 住宅ローンの借り換えに挑戦するフリーランスのルポライター鈴木謙治氏(仮名)。前回までに、三菱UFJ銀行、楽天銀行への借り換えを検討した結果、長期固定金利の「フラット35」なら審査が通りやすく、借り換えメリットも大きいことから、フラット35へ心が傾き始めている。第3回は、フラット35の取り扱いでトップシェアを誇るだけでなく、低金利の変動金利ローンも取り扱っている「アルヒ」での借り換えを検討してみる。今回は店舗での相談会に行ってきたので、実際の審査、手続きの様子をレポートする。

※2016年8月時点の金利、商品内容に基づいています。2017年10月以降、フラット35は金利の中に団信保険料を含む商品へと変更されました。

活況を呈するアルヒの住宅ローン相談会
土日は2週間先まで予約が埋まる盛況ぶり

 アルヒ(SBIモーゲージから社名変更)は、住宅ローン専門金融機関の大手だ。長期固定金利の「フラット35」で取り扱いシェア業界No.1を6年連続で達成している。マイナス金利導入後は、特に借り換え相談で店舗を訪れる人が急増。2016年夏ごろに、インターネットで予約を取ろうとして、銀座、渋谷、新宿各店の相談会の空き状況を確認したが、土日などは2週間先まで予約が埋まっているほどの盛況ぶりだ。

 確認してみると、取り扱っている主な商品は以下の2つだった。

(1)住信SBIネット銀行の銀行業代理業者として販売している「ミスター.住宅ローンREAL」(店舗での販売だけ)
(2)フラット35(店舗でもウェブでも申し込み可能)

 相談会の様子をレポートする前に、我が家の住宅ローンの状況をもう一度確認しておこう。私は自営業であまりリスクを取りたくないので、なるべく固定金利での借り換えを希望している。

■著者の「現在の住宅ローン」と「借り換え方針」

  現在の住宅ローン 借り換え方針
商品 フラット35 なるべく固定金利
金利 3.3% 低金利
残り返済期間 15年強 15年
住宅ローン残高 1100万円強 1100万円

ミスター.住宅ローンREALは対面専用商品
8大疾病保障も無料で含まれて、魅力的

 まずは(1)ミスター.住宅ローンREALについて、借り換えを検討した。

 アルヒはフラット35を取り扱っていることが有名だが、住信SBIネット銀行の銀行業代理業者として「ミスター.住宅ローンREAL」も取り扱っている。この商品は、住信SBIネット銀行の対面専用の住宅ローンで、住信SBIネット銀行では申込めない。変動金利が主力だが、他にも2年、3年、5年、7年、10年、15年、20年、30年、35年の固定金利がある。

 ネットで空いている日をなんとか見つけて予約し、都内にあるアルヒの店舗を訪れた。雑居ビルの中に構えた狭い簡素なフロアには、パーテーションで仕切られたエリアが5つ、6つある。いずれも相談者で埋まっている。その空いた1区画に通され、女性担当者が現れた。

ミスター住宅ローンREALの商品説明(アルヒのサイトから引用)
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  銀行担当者 「本日は、ご予約いただきありがとうございます。ミスター.住宅ローンREALは、金利が低いですし、8大疾病保障も無料で含まれる手厚い保障になっており、オススメですよ」

 流れるように説明してくれた。これだけ聞いているとメリットが多いようだ。フラット35では別に支払わなければならない団信が無料で付帯していて、それも8大疾病まで付帯しているで、それだけでも魅力的だ。

※2016年8月時点の金利、商品内容に基づいています。2017年10月以降、フラット35は金利の中に団信保険料を含む商品へと変更されました。

  銀行担当者 「ローンの残り期間は15年なので、返済期間15年での借り換えがいいでしょう。また、金利が低いので、返済期間を10年に短縮して借り換えても負担はそれほど変わらないと思います。両方、シミュレーションしてみますね」

 結局、返済期間15年、10年の2パターンで試算して、紙に打ち出してくれた。まずは、借入額1110万円、借入期間15年、15年固定金利にしたシミュレーションだ。

アルヒのミスター.住宅ローンREALで借り換えたシミュレーシ(店舗で出力してくれた試算結果)
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 総返済額は244万円も軽減できる。諸費用は40万円なので、最終的な借り換えメリット額は204万円となった。

 諸費用総額の内訳は、抵当権設定・抹消費用11万円、手数料24万円、収入印紙代2万円、登記関連費用3万円になる。手数料は、融資額×2.16%(消費税8%当時の手数料。現在は2.2%)であり、ネット銀行では一般的な手数料率だ。

 なお、アルヒの店頭でのシミュレーションも三菱UFJ銀行同様、現在支払っているフラット35の団体信用生命保険料を含んでいないので、正確ではない。あとで家に帰ってからアルヒのサイトも確認したが、どうやら同じシステムを使っているようだ。

 また、アルヒのミスター.住宅ローンREALのシミュレーションは、借入期間を1カ月単位で設定できたので、細かく設定してもらったが、他行の住宅ローンと比較するには、借入期間、借入金額も統一しないと正確ではない。

 結局、借入期間15年、借入額1100万円として、家に帰ってから、住宅金融支援機構のサイトのシミュレーションで、メリット額を計算し直した。

 結果は以下の通りだ。

アルヒ(ミスター.住宅ローンREAL)の「本当」の借り換えメリット

  現在のローン(A) 借り換え後のローン(B) 差額(B)-(A)
金利 3.3%
(全期間固定)
0.76%
(15年固定)
毎月返済額 7.8万円 6.5万円 ▲1.3万円
総返済額(C) 1396万円 1164万円 ▲232万円
諸費用(D) 33万円
(団信保険料)
40万円
(手数料、登記費用等)
7万円
総支払額(C)+(D) 1429万円 1204万円 ▲224万円
※現在のローン、借り換え後のローンともに、借入残高1100万円、借入期間15年として計算。金利は2016年8月時点。

 本当の借り換えメリットは、224万円となった。店舗で試算してもらった金額は204万円だったから、20万円も上振れしたことになる。

返済期間を5年短縮して、10年にすれば、
借り換えメリットは242万円以上に拡大

 また、借入期間10年、10年固定金利(0.470%、取材当時)で借り換えた場合も試算してくれた。借入期間が5年も短いので、当然支払い金利は少なくて済む。シミュレーションによると、総返済額は282万円も軽減できる。諸費用が40万円かかるので、約242万円の借り換えメリットがあるという。こちらも、現在のローンに団信保険料が入っていないので、本当の借り換えメリット額はさらに大きくなる。

  銀行担当者 「月額返済額が9.5万円になり、現在よりも月々の負担が1.8万円増えますが、メリットは大きいと思いますよ」

 担当者としては、メリット額が大きいこちらの方がオススメのようだ。

 ただし、これ以上、毎月の支払額を増やすのは嫌なので、とりあえずミスター.住宅ローンREALについては、15年返済を借り換え候補とした。

ミスター.住宅ローンREALは連帯保証人を立てられるが、
自営業者は審査が通りにくい状況

 とはいえ、問題は審査が通るかだ。三菱UFJ銀行では借りるのが難しかっただけに、気になるところだ。

 私が自営業者で、会社から給料をもらっている形態にしていることには審査に影響はないだろうが、昨年の給料を極端に抑えており年収は200万円弱しかない。あるプロジェクトが中断した関係で、会社が赤字になり、まず給料をカットして立て直した結果だった。ところが、審査にはこちらの仕事の事情は一切関係ない。

 ミスター.住宅ローンREALの商品説明書には「安定かつ継続した収入があるお客さま」としか書いておらず、年収によるハードルはなさそうだ。ただし、私の昨年の年収だけでは少ないので、会社員の家内を連帯債務者に立てることができるか訊いてみた。

  銀行担当者 「親子、ご夫婦でご一緒にお借入れされる場合、原則それぞれローンを分けてのお借入れか、もしくはお一人を連帯保証人としてお申込みいただくことはできますが、連帯債務型でのお申込みはできません」

 「連帯保証」と、「連帯債務」は、似ている言葉で紛らわしいので、簡単に説明しておこう。自分の収入だけでは借入が厳しい時に、自分の配偶者などを連帯保証人、連帯債務人にすることで、収入を合算することができるようにするという仕組みだ。ただし、この2つはちょっと違う。

 「連帯保証」契約は多くの民間銀行が採用している。連帯保証人の年収は合算できるが、住宅ローン減税は主な債務者しか利用できない。どうしても夫婦で住宅ローン減税を使いたいというときは、ペアローンという選択肢があるが、諸費用を二重に取られるというデメリットがある。

 一方で、「連帯債務」契約は、フラット35で使われている。主な債務者も、連帯債務者も、2人とも住宅ローン減税を利用できるので便利だ。

 ミスター.住宅ローンREALは「連帯保証」なので、夫婦2人とも住宅ローン減税を受けることはできないということになる。

  銀行担当者 「それから、自営業者の方の審査のシステムがまだ住信SBIネット銀行さんの方で出来ていないようで、非常に審査が通りにくい状況になっています。お聞きしたところ、奥様は正社員でいらっしゃるということですので、奥様をメインにして申し込まれれば通りやすくなると思います」

 借り換えを望むなら、年収が多くて安定した正社員である家内を主な債務者、年収が低い自営業の私を連帯保証人にして申し込むのが現実的だと判断したようだ。要するに、私がメインでは審査が通りにくいというわけだ。借り換えできる可能性を少しでも高めようと、担当者が考えてくれたのだろう。

  銀行担当者 「1点確認ですが、現在のフラット35の借入時に奥様も連帯債務者となっていますでしょうか?もしご主人様がお一人で借入されていた場合は、こちらのローンに申し込むことができません」

 今、借りている住宅ローンは連名ではない。私1人で借りているものだ。そのため、申し込んでも審査を通るのは難しいだろう。また、私だけの債務から、妻との連帯債務へと変更になることで、贈与税が発生する可能性もある。

 ただし、何とか解決しようという姿勢が感じられ、またアイデアを出してくれるという意味で、金融スキルの高さも感じさせてくれた。

 借り換えメリットは大きかったので期待したが、それは夢と消えた。最後に、お礼を言って、店舗を後にした。

フラット35なら、妻を連帯債務者にできる
借り換えメリットは約161万円の軽減

 そこで次に、アルヒの主力商品である、「フラット35」での借り換えを検討することにした。フラット35は、店舗に行かなくても、ネットでの契約も可能であり、こちらはウェブでの借り換えシミュレーションをしてみることにした。

 アルヒでは、フラット35の借り換えシミュレーションをするためには、条件を登録してIDを取得しなければならず、しばらくするとメールが送られてきて、シミュレーション結果が見られるという仕組みになっている。

 フラット35での借り換えシミュレーションは、借り換えにかかる諸費用も算入できる。返済期間15年、借入金額1142万円(借り換え1100万円+諸費用42万円)で試算してみた。

アルヒでフラット35に借り換えたシミュレーション(サイトから引用、2016年12月に試算しなおしたもの)
拡大画像表示

 フラット35で借り換えた場合、総返済額が約161万円少なくなるとの試算結果が出た。

 ただし、諸費用が約45万円かかるので、結果として、借り換えメリット額は116万円ほどになると読み取れる。

 それにしても、アルヒのフラット35は諸費用が意外にかかる。高いのは手数料であり、借入金額×2.16%かかる(消費税8%当時の手数料。現在は2.2%)。前回の楽天銀行のフラット35は、0.972%だから、1%以上の差がある。同じフラット35でも取り扱う金融機関によって諸費用が異なるというわけだ。

 また、このシミュレーションでは、現在のローンも、借り換え後のローンも、団信保険料は含まれていない。ただし、ややこしいのは、借り換え後のローンについては、諸費用の中に「初年度団信特約料」として、1年目の団信保険料が含まれていること。これだと、団信保険料がすべて含まれていると勘違いする人がいるかもしれない。

 そこで、現在のローンも、借り換え後のローンも、団信保険料(融資残高×毎年0.358%)を支払うことにして、借入期間15年、借入額1100万円と見直し、「本当」の借り換えメリットを、住宅金融支援機構のサイトで試算してみた。

※2016年8月時点の金利、商品内容に基づいています。2017年10月以降、フラット35は金利の中に団信保険料を含む商品へと変更されました。

 以下がその結果だ。

アルヒ(フラット35)の「本当」の借り換えメリット

  現在のローン(A) 借り換え後のローン(B) 差額(B)-(A)
金利 3.3%
(全期間固定)
1.03%
(全期間固定)
毎月返済額 7.8万円 6.6万円 ▲1.2万円
総返済額(C) 1396万円 1188万円 ▲208万円
諸費用(D) 33万円
(団信)
71万円
(手数料、登記費用等)
38万円
総支払額(C)+(D) 1429万円 1259万円 ▲170万円
※現在のローン、借り換え後のローンともに、借入残高1100万円、借入期間15年として計算。金利は2016年12月の水準とした

 結局、アルヒ(フラット35)の、「本当」の借り換えメリットは170万円だった。

 では、前回試算した楽天銀行(フラット35)と、アルヒ(フラット35)では、どちらがお得だろうか。借入額1100万円、借入期間15年、金利は2016年12月水準という同条件でメリット額を出しているので、比較してみた。

フラット35に借り換えるなら、 楽天銀行? アルヒ?

商品名 前回の楽天銀行
(フラット35)
アルヒ
(フラット35)
借り換えによる
返済額の増減(A)
▲208万円 ▲208万円
借り換えによる
諸費用の増減(B)
25万円 38万円
メリット額(A)+(B)
(借り換えによる増減)
▲183万円
(有利)
▲170万円
※借り換えシミュレーションの前提は、前述の表を参照

 このように楽天銀行(フラット35)の借り換えメリット額は183万円で、アルヒ(フラット35)の借り換えメリット額170万円よりも多いことがわかった。両者の金利は一緒だが、アルヒは手数料が高い分、楽天銀行に遅れをとったのだ。

 通常、住宅ローンを比較するときは、金利ばかりに目がいくが、諸費用も安くなければ意味がない。そのためにも金利だけでなく、諸費用も含めた上でしっかりシミュレーションする必要があることを再認識した。

頭金が多くなるほど低金利!
「アルヒ」のスーパーフラットの概要(固定金利)

金利 ⇒「アルヒ」詳細ページを見る
無料団信の保障範囲 死亡・身体障害
(不要な場合は金利を年0.2%引く)
オプション保険[保険料] 死亡・高度障害(金利を0.3%上乗せ)
事務手数料(税込) 借入額×2.20%(ウェブ申し込みで、借り換え及びスーパーフラットを除く新規借入は、1.1%)
保証料(税込) 0円
【ポイント】SBIモーゲージから社名変更した住宅ローン専門の金融機関。フラット35の実行件数ナンバー1で、全国の店舗で相談可能。スーパーフラットは、通常のフラット35よりも金利が低く、頭金が多いほど低金利となる。事前審査は最短で当日、本審査は最短3営業日のスピード審査が特徴。
アルヒの公式サイトはこちら

<結果>
ミスター.住宅ローンは自営業者には厳しく、
フラット35を借りるのが得策と思えた

アルヒについては、まずミスター.住宅ローンが自営業者にとってはハードルが高く断念した。

また、フラット35については、基本的には商品が一緒で、金利もほぼ横並びなので、今回の条件では楽天銀行の方がメリット額が高く、手数料の低い金融機関を選ぶのが得策と思えた。

 もし、新規の借入であったなら、アルヒには「スーパーフラット」という通常のフラット35よりも金利が0.1%低い、有利な商品があるが、今回は借り換えなので、スーパーフラットは使えなかった。残念だ。

<まとめ>
ミスター住宅ローンは低金利、保障が魅力だが、
自営業は審査が通りにくく、保証人の検討を

 では最後に、アルヒに相談してみたり、サイトで調べたことで分かった特徴をまとめておこう。

 ■「アルヒ」に相談して分かった「特徴」
(1)ネットでも店舗でも相談できて、使い勝手がいい
(2)「ミスター.住宅ローンREAL」は低金利、8大疾病保障が魅力だが、自営業は審査が通りにくい
(3)「ミスター.住宅ローンREAL」は、親子、夫婦を「連帯保証人」にできる
(4)フラット35も取り扱っており、こちらは「連帯債務者」を設定できる
(5)フラット35の手数料は、融資額×2.2%と高め
(6)シミュレーション機能はあるが、団信保険料が含まれていない
【関連記事「アルヒの住宅ローンの金利・手数料は?」はこちら>>】

 次の最終回は、フラット35を取り扱うモーゲージバンクの中で、手数料がトップクラスに安い「優良住宅ローン」で検討してみる。

【※関連記事はこちら!】
元銀行員が住宅ローン選び・申し込みをサポート! 「平均480万円お得」というサービスの実力を検証!

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住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額2500万円、借入期間30年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
0.298%
総返済額 2611万円
表面金利
年0.148%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
71,001円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/4/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
実質金利(手数料込)
0.441%
総返済額 2666万円
表面金利
年0.290%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
72,517円
おすすめポイント

手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
【通常商品】5万5000円~
【変動フォーカス】借入残高×2.2%
【ステップダウン金利】16万5000円
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
自社商品は、3大疾病50%保障が無料付帯
実質金利(手数料込)
0.471%
総返済額 2677万円
表面金利
年0.320%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
72,840円
おすすめポイント

3大疾病50%保障+全疾病保障が無料
先進医療特約も無料で付帯
③無料団信でも、急性心筋梗塞・脳卒中の手術をすれば、ローン残高の50%を保障するなど手厚い対応

※同社または保証会社の審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.75%上乗せ。借入期間が35年超の場合は、住宅ローン金利に年0.15%を上乗せ
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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、変動金利の低さではトップクラス
  • 通常の団信に加えて、3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)50%保障(40歳未満)と、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯
  • フラット35も取り扱う

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

住信SBIネット銀行の強みは業界トップクラスの金利の低さでしょう。ネット銀行なのですが、何故か店舗の方が金利や団信サービスで魅力的なことがあるのもユニークです。

 

住宅ローンの品揃えもバラエティで充実しています。利用するなら、金利の低い変動型がいいですね。

 

審査はとても厳格です。提出書類は、一切の代筆を許さない厳格さがありますね。もちろん書類に不備があればいちいち取り直しになったりし、意外と手間が発生することもあります。書類をしっかり用意することがポイントですね。

 

審査が通って融資実行までは3週間以上あけるのが原則なので、年末年始をまたいだりすると実際の融資実行がかなり遅れることがあるので注意です。

 

ただし、金利設定の細かな条件を理解していないと後で「そんなつもりじゃなかった」ということになりかねません。例えば、「固定金利特約タイプ」は、特約期間中に金利タイプを変更することはできません。その上、固定金利期間終了後は、何もしないと変動金利になりますが、その場合の変動金利はかなり高くなる(現在の金利設定の場合)ので、気をつける必要があります。

 

なお、給与振込銀行は別にしておきたい場合、住信SBIネット銀行は自動で毎月の返済分を他の銀行の口座から無料で吸い上げてくれる仕組みがあって便利です。

関連記事 住信SBIネット銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
融資額×2.2%
■フラット35
【保証型】
融資額×2.2%
【買取型・新規借入】
融資額×1.1%
【買取型・借り換え】融資額×0.99%
保証料
■自社商品
0円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
0円(1円以上1円単位)
■フラット35
0円(10万円以上)
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
0円(固定金利特約期間中は33,000円)
■フラット35
店頭のみ、無料
借入額
■自社商品
500万円以上、2億円以下
■フラット35
100万円以上8,000万円以下
借入期間
■自社商品
・新規借入の場合:1年以上50年以内
・借換の場合:[35年-借換対象となる住宅ローンの経過期間]が上限
※当初35年超で借入れした住宅ローンの借換えの場合は、その住宅ローンの残存期間が上限
融資を受けられるエリア
■自社商品
全国
■フラット35
使い道
■自社商品
住宅に関する次の資金
・【新規住宅ローン】ご本人またはご家族がお住まいになるための住宅の新築・購入資金、これにかかわる諸費用、健全な個人消費資金
・【借換住宅ローン】ご本人のご自宅にかかわる現在お借入中の住宅ローンの借換資金、これにかかわる諸費用、借換えと同時に行う増改築資金、健全な個人消費資金
年収
(給与所得者)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
満18歳以上満65歳以下
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
■自社商品
住信SBIネット銀行指定の団体信用生命保険への加入を認められる方、国内に住んでいる方
無料の団信
一般団信
+全疾病保障
+スゴ団信・3大疾病50プラン(借入時年齢:40歳以下)
+先進医療特約
一般団信(死亡・高度障害と診断された場合)
全疾病保障(けが・病気により就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
3大疾病50プラン(がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が50%に)
オプション
(特約)の団信
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳未満)
金利+0.20%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳以上)
金利+0.40%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
ワイド団信
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
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※実質金利は、借入金額2500万円、借入期間30年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

変動金利ランキング完全版はこちら

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※サイト内の金利はすべて年率で表示

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