話すのが苦手な方だったのか、故人のことをよく知らないがゆえに話せることがなかったのか。どちらにしてもプロなのだから練習をするなり、親族からエピソードを聞いて話をまとめるなり、なんらかの対策をとってほしいというのが家族の気持ちだろう。

 さらに、プロとしてあるまじきこんなミスも……。

「父の初盆と一回忌が重なったため、近くのお寺にお願いしておいたのですが、なんと住職が時間を間違えて早めに到着。約束の時間よりも早いため、当然のことながら親族のなかにはまだ到着していない人もいたのですが、住職はそのあとに予定があるとのことで、強引にお経を読み始めてしまったのです…。

 さらに、一回忌であることを忘れており、初盆の供養だけを済ませて、帰られてしまったのでした。そのことに気づいた母が後日連絡したのですが、詫びのひとつもなし。

 それでいて、ちゃっかり4万5000円ものお布施を要求してくるその態度に親族一同呆れてしまいました」(50代女性)

 仕事としてやっている以上、残念な事態を起こさないよう細心の注意を払ってほしいもの。しかし、プロでもこのようにとんでもないミスを起こしてしまうことがある。頼む側も事前の確認を丁寧にしておくなど、できる対策をとっておいたほうがいいのかもしれない。

風習やしきたりの違いによって
思い出が残念な結末に

 最後は、風習やしきたりの違いが招いた残念なエピソードである。

「主人の実家は由緒ある家系なのですが、結婚までのしきたりが私たちとは全く違い、結婚準備の際は本当に大変でした。

 まず、びっくりしたのは親族書の取り交わし。母の兄弟に至るまで勤め先と肩書を書かなくてはならず、こちら側の親族にはいい顔をされませんでした。

「そのほかにも衣装や式場等、親族の方々の前で恥をかかないようにと義父と義母がほとんど決めてしまい、私の母は結婚式当日も不満顔でした」(50代女性)