困ったことは「物資の入手困難」
増加する“震災ストレス”にも注意が必要

 また、3月11日からアンケート実施時までで「生活で困っていること」を聞いたところ、最も多かったのが「水・食料が入手しにくい」(24.4%)こと。そして「懐中電灯・ラジオ・電池が入手しにくい、入手できない」(22.2%)、「ガソリン・灯油が入手しにくい、入手できない」(19.9%)が続いた。「入手しにくい物は、どのようにして手に入れていますか」という問いには、46.3%の人が「売っている店を探し回る」と答えた。

 買い占めの問題も指摘されたが、現在はアンケート実施期間中より幾分状況が落ち着いてきたようにも見える。1ヵ月が過ぎた今、気になるのは「地震(余震)による不安・ストレス」(19.8%)、「放射能による不安・ストレス」(16.1%)だ。首都圏では震災から1週間前後は自宅待機を命じる企業もあったが、ようやく業務が落ち着いてきたかに見えるこの時期に、止むことのない余震や目に見えない放射能への不安にどっと疲労を感じている人もいるのではないか。また、情報の混乱や、震災による経済悪化の不安、被災地の現状を見るたびに襲う無力感なども、知らず知らずのうちにストレスとなって蓄積されている。

 自分や自分の身近な人は、震災のストレスを溜めていないか。心が麻痺してしまってはいないか。そうした状況下でこそ、桜を愛でる心の余裕は、復興に必要なもののひとつではないかと思う。

(プレスラボ 小川たまか)