小売りからのラブコールも
地方や男性はまだまだ

 しかし、売れているのは、まだ一部の層だ。カルビーの調査によれば、20~50代の女性では認知率が6~7割に上るが、60代以上はぐっと下がる。また、男性は2~3割台の認知率だ。

 日清シスコのお客様相談室にはいまだに「ご飯に混ぜて食べるんですか?」という問い合わせも来るという。また、「都心では良く売れていますが、地方ではグラノーラって何?というような反応のところもあります」(松長直樹・日清シスコマーケティング部第二グループブランドマネージャー)。裏を返せば、まだまだ市場が飽和状態とは言い難い。伸びしろがあるということだ。

グラノーラにスーパー大麦を配合した日清シスコの「スーパー大麦グラノーラ」。腸活ブームの波に乗った商品だ

 日清シスコは昨年末、「スーパー大麦グラノーラ」をイトーヨーカ堂で先行発売し、大人気を博した。スーパー大麦グラノーラは昨年、帝人が販売し、「Yahoo!検索大賞2016」の食品部門賞を受賞したほど爆発的に人気が出た商品。日清シスコはブームに乗り遅れないように、普通は半年ほどかかる開発期間を3ヵ月に短縮、ヨーカ堂で先行発売し、今年に入って一般販売も開始した。

 ヨーカ堂だけではない。「今やグラノラやオールブラン、玄米シリーズ(フレークやグラノラなど)へのラブコールはすごい。取引先から『うち限定で商品を作ってほしい』とのご要望をたくさん頂いています」(大谷弘子・日本ケロッグ合同会社執行役員マーケティング本部長)。また、ほかの食品からのコラボの要望も多い。たとえば、カルビーは伊藤園の青汁や、山本漢方の大麦若葉、ハウス食品の「朝カレー」との店頭コラボを1月から展開。今後はサントリーの「ボス ラテベース」とのコラボも予定している。