今年は「和風」への本格的な
「ブランドシフト」の年

一般路でも各種レクサスを体験 Photo by Kenji Momota

 今回の北海道滞在中、レクサス関係者とさまざまな意見交換ができた。

 その中で、彼らが強調したのは「ブランドシフト」だ。

 昨年1月の北米国際自動車ショーで最上級クーペ「LC」を、また今年の同ショーでは最上級セダンの「LS」を世界初公開したレクサス。「LC」は今年3月に正式発売され、「LS」のハイブリッド車「500h」は3月上旬のスイス・ジュネーブショーで公開される。

 これら2台は、新規の車体(プラットフォーム)を採用し、次世代レクサスを牽引する。

レクサスの開発関係者ら Photo by Kenji Momota

 そのタイミングで、レクサスブランド全体を「シフト」させようというのだ。

 目指す方向は、ライフスタイル系だ。

 抽象的な表現に思われるかもしれないが、要するに高級車の世界ツートップであるメルセデスとBMWの「後追いをしない」ということだ。さらには、近年ブランドイメージを向上させているアウディとも、違った路線を狙う。

 具体的には「和風」である。

「和風」といっても、日本初体験の外国人が京都旅行に行くような、古典的な「和風」ではなく、日本全国で才能を開花させようとしている若きクリエーターたちに代表される、次世代の「和風」だ。

 そこで必要となるのが、「コト造り」だ。

 レクサスには、既存顧客や新規顧客向けに「アメイジングエクスペリエンス(驚きの体験)」というプログラムがある。レクサスを単純に試乗するのではなく、海や山といった場所、また夏や冬といった季節を体感する中に「クルマを絡める」というイメージだ。