多くの国民が知らない
ライブドア事件の実態

 そもそも、ライブドア事件とはなにか。果たしてこの事件は堀江氏を執行猶予も与えず、刑務所にぶちこむほどの重いものなのか。

 多くの国民はその実態を知らない。なにしろ、大手メディアのキャスターや解説委員、記者たちですら、時代の空気に流されてしまい、事件の中身すら理解していないのが現状だからだ。

 ちょうど2年前、堀江氏が上告した時の趣意書の冒頭にはこう書かれている。

堀江貴文氏に係る証券取引法違反被告事件
上告趣意書の要旨
2009年4月23日
主任弁護人 弘中惇一郎

 1.はじめに

 裁判は法と証拠に基づいて行われなけれればならない。しかし、メディアが醸成する異常な雰囲気が社会を覆い尽くすような場合には、それが困難になる場合がある。本件当時、メディアは、ライブドアや被告人のすべてが悪いかのような誤解を振りまき、被告人に対してフレンジー(狂乱、逆上)な状況が作り出され、一審判決及び原判決はこれに影響されてしまった。最高裁判所は、司法の最後の砦として、法と証拠に基づき冷静に判断していただきたいと切に願う〉
http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10248198738.html#main

 以下は省くが、いかにこの事件が恣意的で、見せしめ的な「実刑」だということが、全文を読んでいただければ理解できるはずだ。

 たとえば、次の事例からも、同じような粉飾決算事件で、実刑判決を受けた被告が誰一人いないことからも明らかだろう。少し長いが同じ上告趣意書から引いてみる。