検察主導の空気を蔓延させ
“嘘報”まで流す大手メディア

 あたかも社会的なリンチに等しい。当時、それは、検察によって主導された空気であるのは確かだ。だが、いまは違う。そうした空気を引きずり、社会的リンチを続けているのは大手メディアにおいて他にいない。

〈また、「検察が捜査するまでは、健全で世の中に貢献している会社だった」などと主張し、反省や謝罪の言葉はなく、検察の捜査について批判を繰り返した〉
http://www.news24.jp/articles/2011/04/26/07181697.html

 自由報道協会の会見直後の日本テレビが流したニュース番組である。これは明らかに虚報である。誤報ではなく、虚報である。

 仮にネット上でこんな虚報が流れたら、すぐにデマ認定され、削除対象になるだろう。さらに、その夜の番組でも、日本テレビ解説委員の粕谷賢之氏が「謝罪の言葉が一切なかった」と断罪している。いったい彼は何を聞き、日テレは何を取材していたのか。

 これはひとり日テレだけではない。どのメディアも多かれ少なかれ行なっている「リンチ」だ。

 堀江氏は、民事での和解金としてすでにLDH(旧ライブドア)に208億円を支払っている。さらにこの日の自由報道協会の会見でも「ライブドアの株主の皆様には申し訳ないことをした」「自分の説明が足りなかったと思うのは反省している」と謝罪を繰り返している。

 大手メディアの誤報、というよりも虚報はあまりに酷い。それはジャーナリストとしてよりも、社会人として失格ではないか。

 フェアな報道が日本に根付くのはいったいいつのことだろうか。果たして、堀江氏が社会に戻ってくる2年半後に、日本のマスコミは変わっているのだろうか。