森下仁丹があえて“オッサン”を「第四新卒」として採用する理由採用サイトのモデルになった駒村社長自身も第2のキャリアとして52歳で同社に入社し「森下仁丹を変えた」経歴の持ち主。第四新卒の特設サイトはこちら

「オッサンも変わる。ニッポンも変わる。」――2018年度新卒採用の解禁日である3月1日からこんなコピーで「仁丹」でおなじみの森下仁丹が40代後半から50代を対象とした第四新卒採用を始め、大きな反響を呼んでいる。

 募集を始めた3月1日の夕方時点で500件超の応募があり、すでに応募件数は1700件(3月24日現在)を超えた。

 同社では「新しい試みで、どの程度の応募があるかまったく未知数でしたが、1000人以上もの応募者があったことに正直驚いています。70代の方からの応募もあり、また経歴や経験もさまざまな方のご応募がありました」(経営企画部広報・マーケティング担当・竹中はるかさん)と驚きを隠せない。

 一般的には、大学・大学院卒が新卒、新卒後3年未満で転職を希望する第二新卒、大学院博士課程修了者もしくは在籍者を第三新卒とするが、同社は新たに今回募集する40代後半から50代の人材を「第四新卒」として打ち出した。

 募集職種は食品・医薬品の営業、開発、製造および新規事業に関するマネージメント業務を行う正社員で、新卒対象者と並行して、会社説明会なども行う。エージェントを通さず、広く一般に公募する。