意外と人はやれていない「PDCA」で差をつける方法

マッキンゼーで14年間活躍、ベストセラー『ゼロ秒思考』『速さは全てを解決する』著者で、このたび『入社3年塾』を上梓した赤羽雄二氏が、若手社員が次へのステップのために身につけておきたいポイントを解説する。今回は、仕事を進めるうえで大切な「PDCA」をいかに回していくかについて。

「瞬時に」「高速で」「何度も」
PDCAを回す習慣を

 PDCAというのは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(確認)、Act(修正)であり、改善を次々に繰り返していくやり方のことです。

 もともとは生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進めるための手法として提唱されたものですが、あらゆる業務、活動で効果的です。

 要するに、「計画」を立て、「実行」して、進捗状況を「確認」して、必要に応じて「修正」するというものです。これは、皆さんがサッカーのキックの練習や、カラオケで歌の練習などをするときに、いつもしていることです。

 改善を次々に繰り返していく、という意味では、何かのスキルを向上する、精度や品質を上げるあらゆる業務、活動で効果的だと思いますが、うまく活用している人をあまり見たことがありませんので、真剣に取り組まれるとよいと思います。
 
 ポイントを簡単にご説明します。