エラい人ほど
私服がダサい理由

 中でも一番顕著なのが、「役職が上になるビジネスマンほど、カジュアルな服を持っていない、着こなしがわかっていない」という点です。あるお客様は女性スタッフの声「部長のスーツを脱いだカジュアル姿って、思いっきりダサい!」に傷ついて、あわててご相談に見えた方もいらっしゃいました。

 カジュアルな洋服は、身体のサイズ感(体型)がはっきりと分かってしまうものです。そしてそれを隠そうとラフにダブダブに着こなせば着こなすほど、逆にサイズ感がタップリとしてしまうのです。

 鍛え上げられた身体ならば、スーツのみならず、シャツやポロシャツにスラックスでも格好良く見えるでしょう?スーツでごまかせた体型のアラが、クールビズでは露呈しやすく、一歩間違えると一気にダサくなるといわれる理由なのです。

「半袖シャツ×スラックス」や「ポロシャツ×チノパン」という、お気軽×快適なカジュアル化が進む一方、ラフに崩せない人たちと、どんどん崩せる人たちが混在するようになった昨年あたりから、今度は「フォーマルへの回帰」という傾向が見られはじめました。

ぽっちゃり体型を上品に隠すことのできるジレ。中高年サラリーマンにはぜひ、トライしていただきたいアイテムです

 新素材などの活用もありますが、昔からあるアイテムでありつつ、最近注目されてきているのが「ジレ(フランス語でベストの意味)」です。

 カジュアルに流れるのではなく、あえて「フォーマルに踏みとどまりつつも涼しげ」。

 その踏みとどまりで、デキるビジネスマンの空気を漂わせる“お洒落×エレガント”が表現されているようです。

 そして、このジレは若いサラリーマンのみならず、お腹まわり、ヒップまわりが気になってきた30~50代男性にお勧めです。ポイントは2つあります。

 まずは、ぽっちゃり体型を隠すことができるところ。スラックスとシャツといういで立ちは、ラクで涼しいのですが、エレガントさよりもカジュアルに偏りがち。何よりお腹周りが目立ち、体型がむき出しになります。そこにジレを纏えば、お腹まわりのシャツのしわ、ベルトまわり全体を隠してくれます。