1.リスクに晒される

 テロリストが、あなたを個人的に標的にするというほど、あなたは重要人物ではなく、テロリストの直接の標的になることはないかもしれません。しかし、テロの危険が高いと思うなら、政治的、経済的または宗教的に意義深い場所や、人が多く集まり、警備が不十分な場所には行かないようにすることです。

 最近のテロリストは、人々が心地よいと感じる場所で恐怖を与えようと、重要な場所において、できるだけ多くの人を殺そうとしています。

 同時に、議会、金融機関、国際スポーツの試合、メジャーなアーティストのコンサート会場などは、警備が厳しくなっています。テロリストは、地方の裁判所、町役場、学校、劇場、ショッピングセンター、レストランなど、人が多く集まるけれど、警備はきびしくない、中程度の重要性を持つ場所を標的にしています。

 このような狙われやすい場所での滞在時間を短くすることで、リスクを最小限に抑えることができます。例えるなら、道路にいる時間を減らすことで、交通事故に遭うリスクを最低減に抑えることができるのと同じです。

2.出口

 人が多く集まる場所に行く場合は、一番早く外に出られて、幅が広く、電気式自動ドアでない出口を特に確認しておいてください。建物に入る時に、そのような出口を確認しておくと、緊急時にわざわざ探す必要がありません。

 混雑したり、電気が通じなくなったりする事もあるので、エレベーターやエスカレーターは使用しないでください。階段だけを利用してください。階段が数か所に設置されている場合は、使用頻度が高く便利であっても、狭い階段を使わず、建物のメイン階段を使用してください。

3.練習

 その場所に何度も行く場合は、最も安全なルートで出入りするように練習してください。こうすることで、自らの訓練にもなります。もし、逃げなければならない場合は、単純にその建物に入ってきたルートで脱出しようとしたり、人々が逃げる流れに混じって脱出したりしないでください。脅威となるものが道を阻むことがない限り、事前に評価した一番安全な出口を使うようにしてください。

4.迷わず行動する

 脅威を特定したら、すぐに逃げてください。その他の行動は考えないでください。言い換えれば、他の事を考えずにただ「行動」してください。何が起こるかを考える時間はありません。何もできず呆然とする人もいますが、このような人は、思考回路がパンクしてしまっているのです。そして、何が起こっているのかを、知ろうとする人もいます。そしてなにも決断できなくなるまま、パニックに陥る人もいます。

 緊急事態に対応できると自信を持てるならば、すぐに行動してください。自分がたてた緊急時の対応プランに従い、できるだけ早く、もっとも安全な出口から脱出してください。混雑した場所から自分が離れる事で、他の人達も逃げやすくなります。後に、この行動が他の人を助けたと思えるでしょう。