総務人事にできることは
出張後の退社時間の調整

 では、総務人事としては、どのようなサポートができるのでしょうか。

 最近は、予算の関係で0泊2日で海外出張をするという話も聞きますし、飛行機の中でもインターネットに繋がるようになったので、休みなく働いている人もいます。ただ、これでは、時差ボケを治すゆとりもありません。そうでなくとも、出張時には予定を詰め込み、オフィスにいるときもハードワークになりがちで、負担は少なくありません。

 一栄養士が言うにはさしでがましい話ですが、出張の度に体に負担をかけるスケジュールを良しとしているようでは、せっかくの戦力社員をつぶしてしまうことになりかねません。帰国日くらいは、たとえそのまま会社に直行したとしても、夜食ではなく、夕食が摂れる時間に退社できる配慮があると良いですよね。

 それくらいの退社時間であれば、スーパーに寄って、翌日以降の食料を買い込む余力も残っていることでしょう。時差ボケにも気がつかない…というのは、体力があるからではなく、もはや疲れで感覚が麻痺しているせいかもしれません。キャパシティは人それぞれですが、体力の限界ラインを考えることも大切なのではないでしょうか。

(栄養士・食事カウンセラー 笠井奈津子)