「2割が他人の車で移動、7割の宿泊料はただ」と
節約型バカンスが浸透しているが…

 他の欧州諸国の人々に比べ、フランス人のバカンスの取り方には、2つの大きな特徴がありあります。1つは、行き先に国内を選ぶ人が多いことです。国民の総バカンス滞在日数の7割が国内です(出所:フランス経済財務省)。前述のヨーロッパアシスタンス社調査でも、この夏のバカンス先を国内と答えた人の割合は、フランス63%、イタリア56%、スペイン52%、イギリス31%、ドイツ30%、オーストリア28%、スイス20%、ベルギー20%と、フランスが最も高くなっています。

 2つ目の特徴は、節約旅行です。2割の人が、車の相乗りサービス(ブラブラカー等)またはカーシェアリングを使い移動、国民の総バカンス滞在日数の6割が、知人又は家族宅、つまり無料宿泊です(出所:ADEME、2013年)。また、ヨーロッパアシスタンス社調査でも、好む宿泊形態として、8ヵ国平均ではホテル43%、レンタルハウス・マンション35%、知人又は家族宅23%がベスト3となり、これに、民宿14%、キャンプ10%、船5%、キャンピングカー4%と続きます。しかし、フランスだけは、レンタルハウス・マンション42%、知人又は家族宅37%が、上位となり、ホテルは、他7ヵ国平均の53%よりかなり低い30%で3位となります(図表4)。

◆図表4.好む宿泊形態ベスト3

出所:IPSOS/EUROPE ASSISTANCE 2017