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ポスト・ビッグデータ時代の経営

「ビッグデータ時代」の終焉

KPMGコンサルティング
【第1回】 2017年9月8日
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 ビッグデータ時代に活躍したデータサイエンティストが、今後も自社に競争優位をもたらすか疑うべきです。一方で、複雑なアルゴリズムを実装するプログラマーやハードウェアを含めたシステム・トータルの性能を最大限に引き出すことができるアーキテクトが求められています。FPGA(Field programmable gate array:システム設計者が現場でプログラムできるデバイス)等の半導体の回路設計、仮想化基盤等インフラ、アプリケーションフレームワーク、業務アプリケーションにいたる全レイヤーを俯瞰することができるアーキテクトは今後、最も必要になる人材です。

 ハードウェアの低価格化を背景として、データをビッグなまま取得・分析・処理することでビジネス上のインサイトを得ようとするビッグデータ時代は終わりを迎えようとしています。以下の2つの必要性について気が付いた企業が、ビッグデータの次の時代に優位に立つ可能性が高いと言えます。

(1)自社のコアコンピタンスを支える真に意味のあるデータ、つまり知識こそが重要であること
(2)業務アプリケーションから回路設計までを俯瞰するアーキテクチャの重要性

 例えば、自動車業界におけるコネクティッド・カー、家電業界におけるコネクティッド・家電では、コネクティッド基盤に係る取組みにおいて、こうした状況を痛切に感じていると推察します。

出所:KPMGコンサルティング
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ポスト・ビッグデータ時代の経営

「ビッグデータ」が活用され始めた企業の現場で「ハードウェア資源不足に対する危機感」が問題となりつつある。この潮目の変化にいち早く気づいたコンサルタントが、「ビッグデータ時代の終焉」と「ポスト・ビッグデータ時代」の経営の要点を明らかにする。

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