多くの人が不倫に手を染め、冷静さを失ってしまうからこそ、こんな風に信用を失墜させることになる。今や、不倫に対するリスクを知っておくことは、平穏に生きるために必須の知識といえるだろう。

 そんな中、あくまで「不倫はいけない」という大前提に立ちながらも、すでに不倫をしてしまった人が「どう危機管理をすべきか」という問題を取り上げてみたい。今の不倫からどうやって抜け出せばよいのか。また、不倫の危機からどう遠ざかるべきか。危機管理術を知らなければ、結局は泥沼になってしまうからだ。

 そこで、『不倫の教科書 既婚男女の危機管理術』(イースト・プレス)の著書がある東京永田町法律事務所の弁護士・長谷川裕雅氏に、不倫がいかにリスクのあるものか、そしてどのような危機管理術があるかを聞いてみた。

民法における「不倫」の定義とは?
風俗に通っても慰謝料請求の可能性アリ…

「ベッキーさんと『ゲスの極み乙女』の川谷絵音さんの“ゲス不倫”以降、不倫がより大きな問題として取り上げられるようになりましたね。弁護士業務の中では昔から離婚関連が非常に多いのですが、その原因として、やはり不倫がよく言われていました。昔から不倫問題は頻繁に起きていたといえます」

 と長谷川氏は語る。弁護士の側から見ると、不倫の数が増えたかどうかは判断が難しいが、「捉え方が重くなっているのは確か」と実感を述べた。

「不倫は、民法における不法行為のひとつです。配偶者が不倫をした場合は、離婚や慰謝料の請求が可能です。なお、離婚をせず、慰謝料のみ請求することも可能です」

 ところで、「不倫」の定義とは何だろうか。民法では、離婚原因として認められる5つの項目があり、その1つの「不貞な行為」が不倫に該当する。「不貞な行為」とは、「配偶者ある者が、配偶者以外の異性と性的な関係を結ぶこと」だという。