職場のヒゲメン、どこまでが許されてどこからがNG?

ヒゲを生やしているビジネスマンはだらしない?

 社会人の身だしなみについて考える際に、よく議論になるのが男性のヒゲの問題である。綺麗に整えたヒゲはスタイリッシュ、かつ威厳があってデキる男を演出するが、職種によっては相手に不快感を与えてしまうケースもあるから注意が必要だ。

 最近では、自由な社風や働き方を打ち出す会社が増え、ヒゲへの許容度は高まったように感じる。一方、「ヒゲを生やしているのは、だらしない」「ビジネスシーンに適していない」といった考え方は根強く、一部では“ヒゲNG”の職場も存在する。

 いったい、どこまでが許容されて、どこからがNGなのだろうか。今回は、パナソニックが実施した調査をもとに、ビジネスシーンとヒゲについて考えていきたい。

 まずは古いデータだが、2013年に調査結果から。企業の受付業に従事する女性 100人を対象にした調査によると、「受付業務中に、来訪する男性のヒゲの状態が気になることはある」と回答した女性は67%にのぼった。ネクタイやシャツといった服装だけではなく、女性は男性のヒゲの状態まで細かくチェックしているということだ。

無精ヒゲ、剃り残し、青ヒゲ…… 嫌われるヒゲの特徴は?

 さらに、「好感度が下がるヒゲ」について聞いたところ、1位が「無精ヒゲ」で54%、次いで「剃り残しのあるヒゲ」が21%、「青ヒゲ」が15%、「濃いヒゲ」が5%だった。