健全な精神は健全な肉体に宿る。

 もち論、健全な肉体が健全な精神に宿る、とも言い得る。

 誰だって風邪を引くでしょう。その時は、休養をしっかり取るなり医者に行くなりして、早めに治すに如くはなしです。しかしながら現実はそんなに甘くない。

 誰もが経験することでしょうが、風邪を引いて熱が出て体の節々が痛んで、どうしようもなく気分が重い時でも、急ぎの案件があって仕事を休めないことってありますよね。そんな状況では、ちょっとした事でイライラし、同僚や部下、場合によっては、お得意さんにも感じ悪く接してしまったりする。仕事の能率も悪くなり、出来栄えにも満足できない。自己嫌悪に陥ってしまう。

 こんな場合もある。長年、生き馬の目を抜く競争にさらされ、ライバル達と切磋琢磨し、名だたる大企業のナンバー2まで来た。あと一歩で、念願のトップの座だというところで、病気を患ってしまう。健康で元気なだけが取り得の奴と見下し、ライバル視すらしていなかったダークホースが、トップに立つ。

 権力闘争そのものが仕事の政治家を見れば一目瞭然。持病はひたすら隠すし、常に万全の健康をアピールしようとする。もし病気が明らかになれば、政治生命を失いかねない。

 だから、極々当たり前のことですが、健康は大切です。

 あのベートーヴェンも健康の有難みを痛感し、病気からの回復への歓喜と感謝を印した珠玉の1曲があるのですよ。