デキる営業マンが「珍しい苗字」の勉強に時間をかけていた理由

非常に勉強熱心な営業マンでも、営業成績という「結果を出す人」と「出さない人」がいる。その違いはどこから来るのだろう。「結果を出す」営業マンの勉強法は何が根本的に違うのか。かつて住宅メーカーのダメ営業マンからトップ営業マンになった経験を持つ筆者が解説する。(営業サポート・コンサルティング代表取締役、営業コンサルタント 菊原智明)

勉強熱心な人でも
結果を出す人と出さない人がいる

 世の中にはさまざまな成功の法則やノウハウがある。書店に行けば「○○の成功法則」といった類のビジネス本がずらりと並んでいるし、ネットで検索すれば何万という情報が出てくるだろう。

 こういったノウハウを勉強するのは悪いことではない。多くの人が大学を卒業したとたん勉強しなくなる中、社会人になってもなお勉強を続ける人は素晴らしい。

 しかし、そんな勉強熱心な人の中でも“結果を出す人”と“結果を出さない人”に分かれてしまう。その違いは何だろうか?

 ここで営業マンAさんとBさんをご紹介しよう。どちらも勉強熱心であり、非常に感じのいい若者である。

 Aさんは勉強熱心で営業ノウハウはもちろんのこと、それ以外でも常に自分を高めるためのスキル磨きを欠かさない。最近では「漢字検定と英会話の勉強をしている」という。休みの日に遊びにも行かず、英会話教室に通っているし、漢字検定合格のために隙間時間を利用して勉強しているというのだ。ここまで勉強熱心な人にはなかなか巡り会わない。