IoTのビジネスモデルについて模索が続く

 2017年、日本では、IoT(モノのインターネット)の活用が既に本格化してきています。ITRの調査でも、大企業の多くが何らかのIoTソリューションを採用する計画があると回答しています。

 IoTは非常に大きな可能性がある一方、非常に複雑な課題でもあるので、経営陣は関連するテクノロジーを理解し、事業協力や提携、さらにはM&Aについて検討する必要があります。こうした課題はあるものの、IoT市場は拡大し続け、次世代のITマネジメントにおいてIoTが主要テーマとなることは間違いないでしょう。

 それを裏付ける動きが世界中で多数見られるようになってきており、その実例の一つに米国のAT&Tが挙げられます。同社では、2016年第1四半期の新規顧客獲得数のうち、スマートフォン契約によるものが31%であるのに対して、「コネクテッドカー」は32%を占めたとしています。このように、企業はモノをつなげることをより重視し始めていますが、重要な問題がまだ残っています。それはビジネスモデルについてです。

 新しいビジネスモデルをどう構築すればよいかという問題は、ITRの顧客企業においても共通の懸案事項として挙がっており、完全な答えはまだ明らかではありません。が、その答えはIoTにより生成される新たなデータの中にあるという兆候が見えてきています。