10月27日、シリコンバレーで最も注目されている企業の1つである米電気自動車大手テスラに勤めていたLei Xu氏とJustin Song氏は、自動運転車への関心や投資の高まりを受けて、「次の大きなもの」を追求するため退職を決めた。写真は新興企業ヌートノミーが開発中のソフトウェアを搭載した自動運転自動車。ボストンで6月撮影(2017年 ロイター/Brian Snyder)

[デトロイト/サンフランシスコ 27日 ロイター] - シリコンバレーで最も注目されている企業の1つである米電気自動車大手テスラ に勤めていたLei Xu氏とJustin Song氏は、自動運転車への関心や投資の高まりを受けて、「次の大きなもの」を追求するため退職を決めた。

 2人が立ち上げた会社ヌルマックス(Nullmax)は、未来の自動運転自動車のソフトウェアや機器に使われる部品やシステムの開発に取り組む新興企業の1つだ。ロイターの分析では、そういった新興企業は、シリコンバレーだけで75社、世界全体で240社以上ある。

 Xu氏とSong氏は、起業にあたり企業から出資を得たが、多くの新興企業とは異なり、シリコンバレーのベンチャーキャピタル支援は仰がなかった。2016年10月に設立されたヌルマックスは中国の天津シンマオ・サイエンス・アンド・テクノロジーから1000万ドルの出資を受けた。

 中国企業の後ろ盾を求めることにより、2人はこの分野の新興企業が直面しがちな問題を回避することができた。それは自動運転技術の開発に対して、大手自動車会社や技術系企業が巨額の資金を投じている一方で、シリコンバレーの投資家は今のところ、この分野の投資拡大にあまり積極的ではない、という問題だ。

 この分野でニュースになるのは、おなじみの大手企業ばかりだ。ゼネラル・モーターズ(GM)は昨年、サンフランシスコの小さなソフトウェア開発会社クルーズ・オートメーション買収に10億ドルを投じたと報じられ、業界を揺るがした。最近も、米自動車部品大手デルファイ・オートモーティブが、ボストンの新興ソフトウェア企業ヌートノミーを4億5000万ドルで買収した。

 今や「どのスタートアップ企業も、何十億ドルも(バリュエーションを)得られると考えている」と、シリコンバレーのベンチャー投資家Evangelos Simoudis氏は言う。