不整脈を起こす骨のゆがみ

 それではからだはどうやって、不整脈をつくるのでしょうか。それには、仙骨、側頭骨、後頭骨のゆがみがかかわっています。

 まず、ギックリ腰をつくった側頭骨のゆがみをキープしたまま、仙骨をゆがませます。仙骨と頭蓋骨は、1枚の硬い膜でつながっているため、仙骨がゆがむと頭蓋骨、とくに後頭骨もいっしょにゆがみます。

 後頭骨と、ギックリ腰の側頭骨のゆがみが重なると、そのゆがみ加減によって、後頭骨と側頭骨のあいだから突き出している脳神経を締めつけてしまうのです。

◎脳神経の分布(迷走神経/舌咽神経/副神経)
脳神経の分布(迷走神経/舌咽神経/副神経)

 脳神経は、頭蓋骨の下の部分からチョロチョロと顔を出している迷走神経と舌咽神経と副神経という神経があります。副神経は、首や肩の動きを支配している神経です。この部分を損傷すると、肩や首の筋肉運動に大きな支障をきたします。

 ここでは、不整脈に関する残りふたつの神経、舌咽神経と迷走神経について説明します。

 舌咽神経は、途中でいくつか枝分かれするのですが、その枝のひとつが首の動脈の壁に、外側からペタッとはりつき、血管のなかの様子を監視するという仕事をしています。

 そのとなりには迷走神経が走っています。これは、心臓のほか、肝臓や胃腸などの消化器、肺、気管などの呼吸器といった、すべての内臓の働きを、現場まで行って直接コントロールしている神経です。迷走神経はあちこちをかけもちしているため、コントロールを迷走神経だけにまかせると、おおざっぱな仕事になります。

 とくに心臓は、おおざっぱな指令が続くと、かなりの負担がかかってしまいます。それを防ぎ、また血流の変化をスムーズに行なうために、舌咽神経が血管のなかを監視しています。