11月23日、石油輸出国機構(OPEC)は、中核を成す中東湾岸諸国の結束が急速に崩れつつある。ウィーンで開かれたOPEC関連会議で9月撮影(2017年 ロイター/Leonhard Foeger)

[ドバイ/ロンドン 23日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は、中核を成す中東湾岸諸国の結束が急速に崩れつつある。盟主サウジアラビアとカタールの対立が深刻化するなど反目が広がって意思の疎通にも支障が生じており、今後の政策決定に影響が及びそうだ。

 OPECは来週30日にウィーで総会を開く。しかし複数のOPEC筋によると、湾岸諸国はサウジ・カタール問題のせいで、通例となっている非公式の事前協議を今回は見送った。

 あるOPEC高官は「(対話アプリの)ワッツアップには、湾岸諸国の石油相と代表全員が入るチャットルームがあった。以前は盛況だったが、もう閉鎖されてしまった」と話した。

 他の4人のOPEC筋によると、サウジやアラブ首長国連邦(UAE)などOPECの主要産油国が参加する湾岸協力会議(GCC)では、石油政策について公式の打ち合わせが行われていない。

 サウジとUAEは6月、テロを支援し、イラン寄りだなどとしてカタールと断交した。

 別のOPEC筋によると、サウジとUAEの石油相はカタールの石油相と公式には会うことができず、この問題で中立的な立場を取っているクウェートやオマーンの石油相を通じてカタールにメッセージを伝えているという。