十数社の日本企業を連れて
果敢に中国を行脚

中国企業が提携熱望!日本の省力化・無人化技術に高い関心写真はイメージです

 このところ、殺人的なスケジュールに追われていた。十数社の日本企業を連れて、山東省青島市、河北省秦皇島市、海南省海口市と瓊海市博鰲(ボーアオ)鎮、浙江省湖州市、杭州市、広東省仏山市、江蘇省昆山市、そして上海市を駆け回った。

 その過程で、三つのフォーラムと、三つのマッチング交流会に参加した。うぬぼれかもしれないが、同行した日系企業の関係者はほぼ全員、「今までとは違った中国を見た」と興奮したと思う。

 私のSNSをよくチェックしている日本のとある有名な団体の職員から、「これらの日本企業は、積極的に中国にアプローチしているのね」という感想が送られてきが、私は「積極的に中国市場にアタックしてみようと、意欲的に思っている企業しか連れていかないから」と返事をした。

 今の時代は「“淘汰”と“罠”に満ちた、最も厳しい時代」といわれる一方で、「チャンスとイノベーションに恵まれた、最もエキサイティングな時代」ともいわれる。

 AI時代の下、さまざまな新技術が次々に花開き、新たな段階に足を踏み入れようとする“今”を見つめる多くの企業関係者も「今、まさに空前絶後の時代の転換点にいる」と認識している。言い換えれば、果敢に挑戦せずに、今までと同じような毎日を送っていくなら、その企業は袋小路に入ってしまい、やがて淘汰されてしまうだろう。