不倫相手が正月ぼっちの寂しさで暴発!年の瀬修羅場エピソード集(上)

昨年から引き続き、今年も著名人の不倫が相次いで話題となる1年だった。不倫発覚は、有名人でなくても他人事ではない。週刊誌を見て笑っていられない人もいるだろう。とかく慌ただしい年末は、脇が甘くなりがちだ。年末に浮気・不倫が発覚したエピソードを聞いた。(取材・文/藤井弘美、編集協力/プレスラボ)

忙しさが誘発する凡ミス
女性陣が被害者の会結成

 年の瀬が近づくにつれて世の中の忙しさも増す。お坊さん(師)も走り回ったとされる12月は今も昔も変わらぬ慌しさである。そして慌しさは人から余裕を奪う。普段しないようなありえないミスが、余裕を失ったことによって引き起こされてしまうのである。

 常時「彼女」と呼べる女性を身の回りに3人以上キープしているAさん(34歳男性・未婚)も、師走にやらかしてしまった。ミス自体は「女性の名前を間違えて呼ぶ」というありがちな類のものであったが、その取り返しのつかなさは致命的である。

「普段なら本当にありえないミスです。学生の頃からこのスタイル(注:彼女が常に複数いる交際の仕方)でやってきていますが、こんな凡ミスをしたことはなかった。もちろん修羅場を迎えたことは何度かありますが」(Aさん)

 ではなぜそのようなミスをしてしまったのか。

「ちょうどその年度に上の役職に就かせてもらったこともあって、仕事上、慣れない中で奮闘しようとしてきた1年でもありました。名前を呼び間違えてしまったときも忙しい中で時間を無理やり作っての逢瀬で、頭の中は仕事のことで結構一杯だった」

 違う名前で呼ばれたその女性は、Aさんの誤魔化し的弁明にまったく耳を貸さず、追及の手を緩めなかった。元からAさんの浮気に疑念を抱いていたのかもしれない。「全女性の敵」と呼んで差し支えないであろうAさんは、複数の女性と同時に交際できる器用さ・図々しさは持ちあわせていたが、誰かと対決する際の粘り強さまで備えていたわけではなかった。