見たいものがあると、やはり4Kに興味が出てくる

 「4K+HDRに関する関心がより一層高まったな」 2017年のAV市場を振り返ると、改めてそう感じる。夏から秋にかけて「君の名は。」「シン・ゴジラ」といった劇場アニメ・特撮の人気作が4K Ultra HD Blu-rayで登場したし、4Kテレビも手ごろに買える製品が増えており、手を出しやすい価格に落ち着いている。

 Netflixなどでも視聴できる4KやHDRのコンテンツも増え、来年末には8K/4K放送も始まる。「映像はフルハイビジョンで十分かな」と考えていた人でも「そろそろ自宅に4K再生環境が必要だ」と考え直すタイミングかもしれない。

UDP-205

 そんな中、いま気になっているのがOPPO Digitalの「UDP-205」だ。

 OPPOと言えば、高機能・高品質、そしてリーズナブルな価格設定で注目され続けているブランド。最新のUDP-205では待望の4K再生(UHD BD再生)に対応した。夏の発売以降、専門媒体のレビューやネットの口コミでも高評価を得ている。

 魅力は映像再生の枠にとらわれない機能の豊富さだ。税抜で20万円弱の高級プレーヤーではあるが、いま出回っている映像/音楽のフォーマットなら、1台でほぼ何でも対応できてしまうと考えれば、むしろ割安に感じるほど。

 Hi-Fi機器としても高品質で、筆者のようにこの機会に映像と音楽を1台のプレーヤーをまとめ、省スペース化までしてしまいたいと考える層にも最適な選択肢だ。とにかく「買って損しない」と思える製品であり、年末に向けてAV機器を強化したいと考えるなら、真っ先に購入を検討したい機種になっている。

デジタルコンテンツ再生のハブになる高機能プレーヤー

 ここでUDP-205で何ができるかについてざっと説明する。

 UDP-205の型番にある「UDP」は、1台で映像ディスクも音楽ディスクも再生できる「ユニバーサル・ディスク・プレーヤー」の略だ。核はUHD BDのような映像ディスクの再生だが、音楽ディスクの再生も可能。一般的なBD/DVDプレーヤーが対応しないSACDの再生までできる。

UDP-205
UHD BDの再生に対応

 本体にはUSB入力端子やEthernet/Wi-Fi機能も装備している。パソコンやUSBメモリー/HDDなどに保存したデータ、あるいはホームネットワーク上のNASに置いたコンテンツを高画質・高音質に再生できることになる。

 プレーヤーとしては珍しいが、HDMI入力端子も持っている。これは主にネット配信に対応するためだ。すでにNetflix、Amazonプライムビデオ、YouTubeなどが4K+HDRコンテンツの配信を始めており、最新の映像技術を堪能するために外せない存在になっている。その再生のため、ChromecastやAmazon Fire TV、Apple TVといった様々な端末を接続する受け皿を用意しているのだ。

UDP-205
UDP-205
4K・HDR対応のHDMI入力端子を装備している

 つまりUDP-205は、ただ単にディスク再生ができるプレーヤーではない。「高音質なUSB DACやネットワークプレーヤー」であり、他の機器との連携で「ネット配信コンテンツ」の視聴もできる万能なソース機である。その意味では、ユニバーサル“ディスク”というよりはユニバーサル“デジタル”プレーヤーと言ったほうが正しいかもしれない。

あえて高級Blu-ray Discプレーヤーを選ぶ意味は?

 自宅でテレビを録画するためのレコーダーがあるから、BD再生もそれでまかなう……といったユーザーは多いかもしれない。ただし「価格優先」ではなく、専用機ならではの「こだわり」の思想で開発を進めたUDP-205はやはり一味違う。

 同じBDの再生でも、映像の細部を描き切る能力やノイズの少なさ、4Kへのアップコンバート性能といった部分に明確な差が出る。さらにUDP-205は、より高価な専用プレーヤーの競合機種を含めても「最上クラスの製品」という評価が定着している。一度体験すれば、専用プレーヤーを使う意味を実感できるはずだ。

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UDP-205
UDP-205
高精度な映像処理回路を内蔵している

 また、映画の世界に没頭するには、映像の精細さやリアルさだけでなく、音の迫力や臨場感も必要な要素だ。専用機でなければ軽視されがちな部分だが、UDP-205は音の再現力も違う。映画だけでなくSACDやCDの再生でもHi-Fiの単品プレーヤーに匹敵するクオリティーが得られる。

UDP-205
有線LANに加えて、無線LAN接続も可能となっている

 ちなみに録画機能を持たないUDP-205だが、DTCP-IPに対応している。BD/HDDレコーダー側の対応も必要だが、録画した番組をネットワーク経由で呼び出して再生できる点は嬉しい。リビングには家族と使うレコーダーを置き、別室でじっくりコンテンツを視聴する際にはUDP-205にするといった使い分けも可能だ。

すべて最新で揃えなくても、実感できる高画質

 映像再生を中心にUDP-205の機能をより詳しく見ていこう。

 UHD BDの再生に対応したユニバーサル・ディスク・プレーヤーである点は、すでに述べたとおり。システム・コントロール基板のSoCに、カスタム仕様のMediaTek製「OP8591」(4コア)を採用。4K映像のコーデックとして一般的なHEVC(H.265)のほか、VP9 4K、Hi10Pなどのデコードが可能だ。

UDP-205
重厚感のあるフロント部

 HDRは最新の映像機器では重要なキーワードになっている。UDP-205は一般的な「HDR 10」に加え、「Dolby Vision」にも対応する。色域情報を12bitまで拡張することで、より高精度な輝度/コントラスト情報を持てるほか、メタ情報(Dynamic Metadata)を活用して、シーンに合わせた輝度をフレーム単位で制御できるのがウリだ。Dolby Vision対応ディスプレーと組み合わせることで、より高品位に映像を再生できる。

UDP-205
UDP-205
「ターゲット輝度」を選ぶことで、テレビがHDR未対応でもバランスのいいコントラストで映像を再生できる「HDR to SDR変換機能」を持つ

 一方で4Kテレビを所有していても、HDRには非対応というケースもまだまだ多いはずだ。そんなときは「HDR to SDR変換機能」を活用したい。テレビ側の最大輝度をベースにした「ターゲット輝度」を選ぶことで、テレビがHDR非対応でもバランスのいいコントラストで映像を再生できるようになる。HDRならではのコントラスト表現を手軽に得られる機能だ。

 また4K映像の再生が可能と言っても、パッケージソフトの主流はいまのところ1080pのBDだ。過去に購入した480p/720pのコンテンツを再生したい場合もある。その際も高精度な4Kアップスケーリング機能を持っているため、4Kテレビならではの精細感を損なわず、映像を楽しめる。

UDP-205
豊富な入出力端子を持つ背面

 サラウンド音声については、ロスレスのDolby TrueHD、DTS-HD Master Audioに関しては本体でフルデコードが可能。Dolby AtmosやDTS:Xなどのオブジェクトオーディオについては、パススルーでAVアンプに渡す形となる。内蔵するDACチップはESS Technologyの「ES9038PRO」だ。

 ES9038PROは100万円クラスの高級SACDプレーヤーなどにも使われる高性能・高機能DACチップだ。合計8chをマルチチャンネル用に使うことも可能だし、ステレオ用に合成して使うこともできる柔軟な設計となっている。これを2つ装備し、ステレオ再生用とサラウンド再生用で独立させている。

 マルチチャンネル出力は、最大192kHz/24bitのロスレス(PCM)だけでなくDSDでも可能だ(2.8MHzまではネイティブ、5.6MHzはPCM変換)。

 USB DACモード(背面のUSB B端子)でパソコンなどと接続してステレオ再生する際には、最大768kHz/32bitのPCMと、最大22.6MHzのDSD(ネイティブ)再生が可能だ。ハイレゾプレーヤーとしてみた場合でも、最先端のスペックを持っている機種となる。

UDP-205
バランス接続が可能

 ファンレス設計のため、静粛な環境で音楽を再生する場合でも騒音が気にならない。高級オーディオ機器や放送機器などで用いられる2chのバランス出力(XLR)端子や、日本の100V仕様に合わせた専用電源、HDMIオーディオ出力時のジッターを低減する独自技術(HDMIオーディオ・ジッターリダクション回路)の搭載なども特徴となっている。

UDP-205
ファームウェアアップデート機能

 AV機器の進化は速く、3年、5年と使えば新しい技術が世に出てくる。製品の陳腐化もしやすい。しかしOPPOの場合、頻繁なファームウェアアップデートで機能をどんどん追加できる点が心強い。安価な機種ではないため、なるべく長く使いたいと思っている人でも安心だ。つい最近もアップデートで新機能(MQA再生)が追加されたばかりだ。

OPPOのエッセンスを体験できる弟分「UDP-203」

 この記事ではOPPOのUHD BD機の中でも上級のUDP-205を中心に据えているが、約20万円の予算はちょっと躊躇するという人もいるかもしれない。

UDP-203
UDP-203

 その場合におすすめしたいのが弟分となる「UDP-203」だ。UDP-205と比べるとスリムな外観で、DACは旭化成エレクトロニクス製「AK4458VN」を搭載。アナログのマルチチャンネル出力や、バランス出力、HDMIオーディオ出力のジッターを低減する機能などは省き、電源部も異なるが、UDP-205に負けない多機能を、半額以下のリーズナブルな価格で手に入れられる機種となっている。

UDP-203
UDP-203

 全体を通して、オーディオ再生面での物量投入が控えめになっている印象だが、4K/HDR時代の映像再生やディスク再生を主軸に置きながら、OPPOならではの利便性や、専用機ならではの高画質な映像再生を重視したいという人にはいい選択となる。

高級な単品オーディオ機に匹敵する音の良さと機能

 このようにUDP-205は最新世代のUHD BDプレーヤーであり、機能/品質もトップクラスの映像再生機だ。しかし筆者がUDP-205に注目する最優先の理由はただ単に「4K+HDRの再生環境が欲しいから」ではない。

 白状してしまうと、自宅の環境はいまだに2K(1080pのプラズマテレビ)+2ch再生なのだ。それでもUDP-205が気になるのは、4Kでなくても、従来使用しているプレーヤーやレコーダーよりも十分に高画質であると実感できるため。

 UDP-205はUHD BDプレーヤーなので、4Kコンテンツがかかるし、アプコン性能などに差は出るだろうとは思っていた。しかしHDMIでテレビにデジタル入力しているわけだし、正直2Kでは大した差が出ないだろうと高をくくっていただけに意外だった。

 これは普通のBD再生でも、録画した番組(TSファイル)をネット経由で再生した場合でも同じ。映像の甘さが消えてクッキリする。色合いも鮮やか(というよりも、深くて豊か)になる。紙に印刷した画像を透明なクリアファイルに入れるとつるんと鮮やかに見えるが、その感じに似ている。階調の滑らかさやコントラスト表現に違いがあるのだろう。

 比べたのは1TBのHDDを積んだ2~3年前のBDレコーダーで、価格で言うと8万円ぐらいの機種。それなりのクオリティーは持っているはずだし、画質に不満を感じたことも特になかった。暗い部屋で厳密に比較したわけではなく、居間のテレビにつないでちょっと見ただけでも意識できる差であった。この差を知ると見慣れたソフトを急にいろいろと再生して確認したくなってくる。実写映画をより高画質に楽しめるのはもちろんだが、もともとビットレートが低いテレビアニメの録画ではより効果があるように思えた。

高級な単品オーディオ機に匹敵する音の良さと機能

 もうひとつ(そしてより重視しているのが)いま使っている単品のCDプレーヤーやSACDプレーヤーを置き換えても、十分に満足できる音質が手に入るという点だ。ESS9038PROはすでに述べたように非常に高音質なDACチップで、対応するフォーマットも最高レベルに幅広い。UDP-205は筐体のつくりや電源部、ディスクの読み取り精度にも配慮されている。つまり音楽再生機としてのクオリティーも非常に高い機種というわけだ。

UDP-203
UDP-205の内部

 ストリーミングやハイレゾの時代になり、今後パッケージメディアを買う機会は減っていくと思うが、いまだに自宅には1000枚以上のCDがある。そのうちの100枚程度はSACDだ。こういったディスクを将来にわたって高音質に再生できる環境は維持していきたいと思っている。

 またこれ以外にも、パソコンには購入したハイレゾ音源がたまっている。過去にCDからリッピングしたApple Lossless/FLAC/AAC/MP3などのデータもあり、パソコンやNASに保存している。最新の曲はまず「Spotify」や「LINE MUSIC」などのストリーミングサービスで聴くが、ロスレスでストリーミング配信する「Deezer HiFi」のサービスも国内で始まったばかりで興味津々だ。世の中にはマルチチャンネルのハイレゾ音源なども存在するので、今後の希望としては、その再生環境も手に入れたい。

DeezerHiFi
Deezer HiFi

 こういった音源はできれば単品で組んだ2chのHi-Fiシステムでじっくりと聴きたいもの。そのために今まではSACD/CD再生用のSACDプレーヤー、パソコン再生用のUSB DACやヘッドフォンアンプ、さらにはネットワークプレーヤーなど、目的に応じた機器を別々に用意してきた。しかしUDP-205があれば、その両方の品質を落とさずに1台にまとめられる。これらが一気に解決するわけだ。

UDP-205

 UDP-205の背面にはビデオ用とは別系統のオーディオ専用HDMI端子がある。RCA端子に加えて、すでに紹介したようにHi-Fiシステムと接続するためのXLR端子も持つ。さらに7.1chのアナログ出力まで持つので、AVアンプとデジタル接続で接続するだけでなく、映像信号を扱わない、アナログアンプと組み合わせてサラウンド再生を楽しむこともできる。

 市場にはLINNのDSMシリーズのようにHDMI入力を持つが音楽再生に特化した製品がある。またSACDの中には5.1chサラウンドのトラックが含まれているものがある。純粋に音楽用のサラウンド再生も楽しみやすいだろう。マルチチャンネルのアナログ出力時は、低音だけをサブウーファーに振り分けるといったこともできるので、ステレオアンプと組み合わせ、2.1chや4.1chなどミニマムなサラウンドシステムを組んでみるのも面白い。

太くてダイナミックな再生音、アプリ操作も使いやすい

 もともとUDP-205に関心を持ったのは、豊富な音楽再生機能だ。そこで詳しく聴いてみることにした。特に関心を持っていたのは、ディスク再生機能。自宅には2chのオーディオシステムがあり、音楽ディスクもそこそこの枚数所有している。テレビを中心とした映像の環境とうまく連携できると嬉しいと思っていた。

UDP-205

 またUDP-205はヘッドフォンアンプも内蔵しており、構成としてはポータブルタイプの「HA-2SE」相当とのこと。さらに電源部や上流のDACやアナログ回路の質などもあり、プレーヤー内蔵型のヘッドフォンアンプとしてはなかなか高い性能となっている。深夜や集中して作業したい場合、ヘッドフォンを利用したいと思うケースはある。UDP-205の場合は最新のハイレゾ環境への対応も十分だし、同軸/光デジタル入力を使い、テレビやゲーム機の音も高音質に楽しむこともできる。

UDP-205
豊富なデジタル入力端子を備える

 まず音の傾向なのだが、同じOPPOの「Sonica DAC」を聴いた時にも思ったのだが、情報量が豊富で緻密なサウンドが印象的だ。バランスとしては、低域の支えがしっかりとしており、太いというか、ダイナミックな印象のある表現。その上に滑らかですっきりとしたボーカルなどの中音域が乗るノイズが少なく弱音と強音の対比が明確なので、演奏の表情だったり、残響の表現などが的確に伝わってくる印象だ。

 試しにと手持ちのディスクを掛けてみた。ヒラリー・ハーンの『メンデルスゾーン協奏曲 ホ短調』(SACD盤、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、ヒュー・ウルフ指揮)ではバイオリンのハッキリとした輪郭の表現なども優れているのだけれど、曲の所々で入る足音のようなステージ上のノイズも明確に拾っていてすごく臨場感を感じる。スピーカーだけでなく、インピーダンスが300Ωと高いゼンハイザーの「HD800」と組み合わせて聴いてみた。ヘッドフォンアンプには余裕感があって、ドライブ能力でも問題ない感じだ。

 オーディオの出力形式をオートで選ぶとトラックタイプがPCMになってしまうようなのだが、DSDに指定することもできる。音調も変わる。PCMはすっきりと整った感じなのだが、DSDにすると少しウォームになって、残響成分などがよりリアルに。空間の広がりや音の生々しさを感じるようになった。

UDP-205
UDP-205

 こういった細かな設定は基本画面を見ながらとなる。オーディオ再生機としてみた場合は、リモコン等でダイレクトに再生できたほうがいいと思ったが、OPPOは「Media Control」というUDP-20X用のリモコンアプリを用意していて、テレビに接続しなくても設定変更が可能だ。なかなか考えられていると思った。またリモコンにある「PURE AUDIO」モードボタンを押すと、ワンタッチで映像出力など不要な機能をオフにできる。

UDP-205
UDP-205

 マリンバ演奏の『kuniko plays reich』(SACD盤)は、複雑な響きが絡み合って再生がなかなか難しいアルバムでもあるが、7種類の「フィルター特性」の変更機能がある。ここがなかなか役立った。ちなみに外部機器との接続に関しては「可変」「固定」が選べ、パワーアンプなどの直結もできそうだ。試せていないのだが、バランス接続可能なものでも20万円程度で買えるパワーアンプがあるし、こういったものとスピーカーを組み合わせてミニマムに使ってみるのも面白いかもしれない。

 音質面では好みもあると思うが、クオリティーは十分高く、10~20万円程度で売られている中級クラスのHi-Fi向けSACDプレーヤーと比べてもそんなに不満なく使えそうな気がする。一方でUDP-205が1台あれば、ネットワーク再生からUSB DACまですべてこなせてしまうわけで、より利便性が高まる点は言うまでもない。

 堅牢性や質感が高いフルサイズの筐体ということもあり、ほかのコンポと同じラックに収納しても違和感がない。端子類もしっかりとしており、太めのケーブルを差しても問題ないよう間隔が広く取られている。所有感という意味では見た目も重要だが、満足度も十分に高い仕上がりだ。

 ちなみにこのうち特に注目したいのがネットワーク機能だ。UPnP経由でNAS(メディアサーバー)に保存した音源が再生できる。筆者としてはLANあるいはインターネット上にある音源と連携も視野に入れた架け橋的な存在としてUDP-205に期待している。再生するメディアや欲しい機能に合わせて機器を買い足し、置き場に困っている筆者のような人間には1ボディーに収まるメリットは非常に高い。

 定額ストリーミングサービスについても、いまのところ320kbps程度までが主流だが、今後はCD並みの品質のロスレス配信に進化していくはずだ。国内でも3600万曲以上が登録された「Deezer HiFi」のサービスが上陸したところだが、こういったサービスもパソコンと接続し、USB DACとして利用することで高音質な再生ができる。

 またカメラコネクションキットを使って、iPhoneやiPadからデジタル出力してしまう方法もある。mora playerなど無料で配布されているハイレゾ再生アプリを使えばiPhone/iPadに保存したファイルを簡単にUDP-205に出力できるし、スマホ・タブレット上のアプリで再生したSpotifyなどのストリーミングサービスやネットラジオなどを手軽に高音質に聴く際にも便利だ。

できることは極めて多彩、使いこなす楽しみが味わえる

 このようにUDP-205は、1本の記事では簡単に書ききれないほど、多彩な機能を持つプレーヤーとなっている。本当に豊富で、すべて使いきれるか心配になるほどだ。

 4K対応のUHD BDプレーヤーと聞くと、高い映像機器にごついサラウンドシステムを組み合わせたハイエンドの環境がないと意味がないと思う人もいるかもしれないがそんなことはない。2Kテレビとの組み合わせでも十分実力を感じ取れる。4Kテレビはまだ無理と言う人には、4K液晶ディスプレーと組み合わせてヘッドフォン再生を中心に楽しむなど、ミニマムな形でUHD BDの世界に触れていくことを提案したい。

 オーディオ回路も徹底的に作り込まれている。すでに利用しているディスクプレーヤーを高機能かつ高品質なものに入れ替えたいというニーズにも最適な機種だし、ネットワーク接続機能も便利なので、そこをうまく使い込んでみるのも面白い。

 今後システムを育てていく楽しみを味わいたいと思うなら、UDP-205のような機種があると心強い。いまはまだ余裕がないが、2~3年を見据えると4Kテレビの導入やサラウンド再生に挑戦したいという場合でも、死角がないソース機を手に入れておけば、都度、都度機器を買い足す面倒さがないし、トータルで見たコストも抑えられるだろう。

 冒頭で書いたように、UHD BDネット配信などを通じて4K+HDR化の波は確実に来ているし、過去の傾向からOPPOのBlu-ray Discプレーヤーはあまり値下がりしない。つまり一番先に買った人が一番得をできる仕組みになっているのだ。ひとつでも気になる機能があれば、すぐに買って深く使いこなすのが吉である。

■関連サイト

(提供:OPPO Digital Japan)