「ここのインテリアのキーワードはエクレクティック(折衷主義)。意外性のある組み合わせを楽しんでいます」

 出所は違えど、木を中心に自然素材にこだわって揃えたインテリアが心地い空間を作り上げている。

 生活の中心にあるべきものは家族の会話。ものではなく人と対話し、情報交換することの大切さを二人の娘にも伝えたいという。

(左)スーツケースもインテリアのアクセントに。左奥の大小のグローブトロッターのうち、上はマーティンさんの母親が18歳 から愛用していたもので今は靴下入れに。下は2003年購入。浴衣や毛布などを入れている。
(右)娘さんの部屋ではアンティークの乳母車が物入れとして活躍

「じつはこの家の中では黒い本棚の2つの引き出しのみが私のプライベートスペース。私は他にもオフィスや秘密基地など“自分のスペース”があるけれど、妻と二人の娘には、それはない。だからこの家では、彼女たちが心地よく過ごせるかどうかということが何より大事なのです。ただ、インテリアの最終的な決定権は私にある。それはお金のこともあるけれど、やっぱり毎日目にするものだから、自分が嫌だと思うものがあるのは許せないんですね(笑)」

Profile
Martin Webb
次世代PRエージェンシー、COMMUNION 代表取締役。英国出身。英国で教育を受けたあと、エディター、ライター、バイヤーなどを経験し、ファッション業界を中心に活躍。マークジェイコブスジャパン(当時)のマーケティング部ディレクターを経て、現在の会社を立ち上げる

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