エミリアーナ・ヴィンヤーズ
Emiliana Vineyards

「ネイチャーアシスタント」たちの挑戦

(左)人と動物の幸せな関係が幸せを感じさせるワインへと繋がっていく。(右)自然の手助けをすると宣言するノエリアさんはスペイン出身

 ワインメイカーのノエリアさんはいう。「毎年同じ味わいのワインを製造する、という意味合いなら『ワインメイカー』という言葉は好きではありません。土地の恵みを生かしていいブドウを育んでワインにしていく。むしろ私たちは『ネイチャーアシスタント』でありたいんです」。

 首都サンチアゴから車で1時間半ほど、太平洋に出る中間地点にあるカサブランカ・ヴァレー。緑あふれる美しい環境ながら、決して隔絶された神秘的な場所でもなく、フレンドリーなテイスティングスペースやショップがあり、むしろ解放感。「彼らも大切なスタッフ」とノエリアさんが笑うアルパカたちものんびりと訪問者を迎えてくれる。

(左)オリーブオイルや蜂蜜もこちらの名物。ワイン同様オーガニックならではのピュア&パワー。(右)日本でも販売されている『コヤム』。コストパフォーマンスも高い

 多彩なアイテムの中から、その思いが結実した1本と僕が感じたのが『コヤム』。毎年ブドウの割合や種類は変わるが、2013年を例にとれば、シラー、カルメネール、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、ムールヴェードル、マルベックにプティ・ヴェルドと、エミリアーナのショーケースのように7種類ものブドウから造られるが、アロマも飲んだ感覚も、ブレンドのマジックを感じるのではなく、真っ先に感じるのはピュアさ、そして自然なパワーへと続く、この地の空気と大地。

 オーガニックは決しても狂信的な信条ではなく、自然体でこそ飲む者の気持ちを優しく揺さぶってくれる。

>Vol.2 クールクライメイトに続く

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