2月15日、米グーグルのオンライン広告部門は、アプリ開発業者を取り込んで広告の表示頻度を高める戦略で集客に成功し、親会社のアルファベットにとって中核事業の一角に成長した。 写真はグーグルのロゴ。パリで7日撮影(2018年 ロイター/Charles Platiau)

[サンフランシスコ 15日 ロイター] - 米グーグルのオンライン広告部門は、アプリ開発業者を取り込んで広告の表示頻度を高める戦略で集客に成功し、親会社のアルファベットにとって中核事業の一角に成長した。

 グーグルはウェブサイトやソーシャルメディアなどオンラインの媒体を集めて広告を配信する「アドネットワーク部門」の売上高が3四半期連続で前年比2桁増を記録。ハードウエアやクラウドコンピューティングなどとともに重要な収益源となっている。

 グーグルのオンライン広告は数年前までコンテンツ連動型広告配信サービスの「アドセンス」が主役だったが、その後は「AdMob」や「ダブルクリック・フォー・パブリッシャー(DCP)」などモバイル対応型サービスが主流となった。

 グーグルは安い手数料やシンプルなソフトウエアでアプリ開発業者を引き寄せているほか、動画など新たなプラットフォームを提供して広告主の満足度を高めている。

 広告主はグーグルのこうした取り組みに注目している。ロンドンを拠点とする広告代理店M&Cサッチ・モバイルのマネジングパートナー、アレックス・ヒューソン氏は「グーグルは大手アプリ開発業者を取り込み、うまくやった」と話す。

 ただ、アプリ開発業者を囲い込む戦略はコストを伴う。グーグルは昨年アドネットワーク部門の売上高が5億5900万ドル増えたが、ウェブサイトクリエーターへの分配比率を引き上げたため、自社の取り分は3300万ドル減った。アルファベットも四半期決算で利益が市場予想に届かず、株価が一時5%下落した。