2月13日、原油先物価格はこの3週間で15%近く下落したが、現物市場が発するシグナルを見ると、底打ちにはまだほど遠いのかもしれない。写真はウィーンで2017年9月撮影(2018年 ロイター/Leonhard Foeger)

[ロンドン 13日 ロイター] - 原油先物価格はこの3週間で15%近く下落したが、現物市場が発するシグナルを見ると、底打ちにはまだほど遠いのかもしれない。

 原油先物は最近、世界的な株安や、米国が原油生産を急増させて供給がだぶつくとの懸念から、大きく下落している。

 石油輸出国機構(OPEC)は、需要が供給を上回っているため下落は一時的であり、2015─16年のような1バレル=30ドル水準に再び下がることはない、と主張している。

 しかし、先物よりずっと不透明な原油と石油製品の現物市場は、はるかに暗い状況を伝えている。

 伝統的に、原油先物価格が下がると製油所にとって原油のコストが下がって魅力は増すため、現物市場の価格は上がる傾向がある。

 しかしここ数週間、北海フォーティーズやロシア・ウラル油田の原油、大西洋のディーゼル市場など、主な欧州市場で、原油先物との価格差が数ヵ月ぶりの低水準に縮小した。

 それぞれ理由は異なるが、全般に弱気見通しを描き出している。

「現物市場は嘘をつかない。供給過剰な地域で需要が見つからなければ、価格は下がる」と話すのは、RBCキャピタル・マーケッツのマイケル・トラン氏。